今日の一言 より

何事が起きようとも、これは、私にふさわしいことだ、と自らに言い聞かせる。
業がもたらす事実は変えようがないが、経験の意味と解釈は、いかようにも変えることができる。
柳に風、海に降る雨、慈悲を深める悲しみ、ドゥッカ(苦)の果ての悟り‥‥。
与えられたものを、ことごとく受け容れていく‥‥。
楽しく笑い転げていた日々があった。
絶望で目の前が真っ暗になった日もあった。
その時々の縁に触れ、起きるべきことが常に、起きていたのだ。
無量無数の因果の帰結として、ただ生滅しているだけの事象に夢中で反応し、苦楽の印象を心に焼きつけ、幸福と称し、不幸と呼ぶ人生が、今日も流れていく‥‥。
ブッダのヴィパッサナー瞑想 今日の一言より