存在するものにヤー(yes)ということ

ユングが、死すら覚悟した大病を乗り越えた後に語った言葉だそうですが、
 
 存在するものにヤ―(yes)ということ。
あるがままに対して無条件にヤーということを学んだ。
自分の運命にヤーということがどれほど大切かを初めて理解した。
 
存在するもの― 今ある事実(痛み、苦しみ、恐れ、怒り)に、
明晰に気づきつつ、受け入れること。
全面的・無条件降伏。降参し、両手を挙げること。
そのものに対する愛情を持って。
「全的な受け入れ」の極み・完成態こそが
「純粋な、全的な、受動的な気づき」であり、
「全的な気づき」と「全的な受け入れ」は同時に成立する。
あるいは、一つの(存在における)事態の、別名(別の顔)であるとも言える。