気づきによるアプローチ

・一般的なアプローチ

(心理的・肉体的)問題が存在する→その問題を解決するための方法(技法)を探す、習う、実践する→上手くいけば問題が解決する(問題が無くなる)

・気づきによるアプローチ

(心理的・肉体的)問題が存在する→その問題から離れずに、そこを味わい、そこに全面的に留まること(言葉を変えて言えば、その問題に受容的に気づいていること)、その問題を無くそう、変えようとする主体(自分)を無くすこと、つまり、その問題自体に’なる’こと→問題だけが残る→その瞬間(それと同時に)問題自体が解決する(問題そのものが解答に変身・変貌する) 「答えは、問処にあり」

最初のアプローチにおいては、解決に向けて、方法・技法・知識を学び、実践するための時間が必要であるが、気づきによるアプローチにおいては、本質的に知識・時間が必要ない。現実的には、「ただ、問題になるだけで良く、これ以上得るべきテクニックも知識も必要ない」と理解する瞬間までの時間は掛かる。

この気づきによる(問題それ自体に、’なる’ことによる)アプローチは、心理的な問題(不安、苦しみ)だけでなく、身体的な問題(痛み、不調和など)にも同じく適用できる。が、勿論、普通に現代医学で対処できる外傷、病気などの場合、まずはお医者さんに行くべきである。

この、「問題→方法の実践→解決」の三段論法ではない、「ただただ問題そのものになること」と云う一段論法こそがArt of Awarenessの核心である。