自閉症-心の闇

ネット上の文章断片

特に、自閉圏の特性を「心の闇」とか心理的解釈(=深読み)しないでいただけるとありがたい、という点はおおいに同感でした。

殿堂入りしてる『行動分析学入門』(杉山尚子)では、たとえば”コタツに片手を入れたまま食事をする”のが「行儀悪い」と解釈され叱られる例があり、実は行儀の問題ではなく寒かっただけという種あかしがあります。自閉圏のたとえば”目を見て話さない”が「行儀悪い」あるいは「ひとを信用していない」等と解釈されたら、行動に対する評価、行動の主体である人格に対する評価まで変わってしまいそうで、「どうか深読みはやめてください」と私も常々思っていました。

「心の闇」というのは二重にひどい概念だと私は思っています。

まず、他人の行動の原因を、安易に「心」という目に見えない概念にもっていってしまう「心理主義」が出発点にあります。
そしてさらに、「心」に原因をもっていこうとしてうまくいかない(うまく説明できない)ときに、「もともとわからない『心』のなかで、さらにまったくわからないもの」として「心の闇」という概念を作り出して、何とかつじつまを合わせているわけです。

私は、「心の専門家」とか言われている人が「心の闇」といった概念を安易に使う場面を見ると、呆れてものが言えないほどです。