正法眼蔵「身心学道」巻

身学道といふは、身にて学道するなり、赤肉団の学道なり。

身は学道よりきたり、学道よりきたれるは、ともに身なり。

尽十方界是箇真実人体なり、生死去来真実人体なり。

この身体をめぐらして、十悪をはなれ、八戒をたもち、三宝に帰依して捨家出家する、真実の学道なり。

このゆえに、真実人体といふ。後学かならず自然見の外道に同ずることなかれ。

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道元禅師遺偈

五十四年、第一天を照らす
箇のぼっちょうを打(だ)して、大千を触破す
咦(いい)
渾身著處無く
活きながら黄泉に陥(ゆ)く