マインドフルネス&アクセプタンス― 認知行動療法の新次元

http://mindfulness.jp/ma-therapy/newtherapy/66-sinri.htm
http://mindfulness.jp/ma-therapy/newtherapy/3sedai2.htm
http://mindfulness.jp/ma-therapy/newtherapy/73-acceptance.htm
http://mindfulness.jp/ma-therapy/ix-america.htm

「マインドフルネスの実践は、どのように心が機能しているかという「全体図」への自覚を増大させる。また、思考や感情が生成されるとき、マインドフルネスは、どのような注意の対象にも執着したり拘わったりすることなく、広い視野をもてるように気づきのカメラをずっと後方に配置する。さらに、瞑想の実践を重ねるうちに、思考や意図(心の所作)、あるいは感情や感覚(身体の所作)は、様々な要素により決定されており、また文脈的な因果関係があることを深く理解するようになる。」(390頁)

アクセプタンス=与えられているもの(感情、思考、症状、身体感覚など)、「今、ここ」で経験しているものを、判断を介さず受け取ること。(36頁)

マインドフルネス=「マインドフルネスの状態とは「ある特定の仕方で注意を払うこと、つまり、目的にそって、当該時点において、無評価的に注意を払うこと」を含むものである」(186頁)
「アクセプタンスを行うためには、当然、注意を向け続けること、判断を避ける(あるいは素早くそれを解き放つ)こと、さらに覚醒の程度に気を配ることなどに対して、マインドフルネスに関わる必要がある。」(249頁)

マインドフルネス心理療法は、セラピストが、他の心理療法のように「技法」を知っているだけでは、充分に、効果を発揮しないようである。セラピスト自身が、日常生活で、マインドフルネスやアクセプタンスを実行する生活を送るのが必要であるようである。

アメリカでは、アクセプタンス、マインドフルネスの自己洞察法をとりいれた行動療法が盛んに研究されている。そこでは、クライエント(問題、病気をもっている人)に、自己洞察法のスキルを指導するのであるが、実は、それを教えるセラピスト(カウンセラー)自身が、それを実践している人の方がすぐれて、よく、クライエントを治癒に導くという認識が高まっている。
 カウンセラーが、自己洞察のスキルを持っていないと、むつかしい心の病気を治癒させることはできないということである。クライエントと対話していると、クライエントは、種々の反応をする。クライアントによっては、カウンセラーの言葉、応対、技法に、「激しい理想化とこきおろし」のゆれうごく対人関係様式を示すこともあり、面接場面や、メールや電話のやりとりでも、感情的になること、激しく怒ることが起きる場合もありうる。そういう場面で、カウンセラーが、感情的になったり、恐怖を感じたり、おちこんだり、しかねない。むつかしいクライエントを扱うと、カウンセラー側が、疲弊する。カウンセラーが、うつ病になることもあるだろう。

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これを見ると、アクセプタンス&マインドフルネスとは、私の云う「受容的な気づき」に近いものであるようです。

「自己洞察瞑想療法(SIMT)」と云うネーミングも、
私の「気づき-洞察指向的瞑想法」と似ていますね。