比較を止める

私たちが「いまの自分の状態は良い(良くない)」と言うとき、
そこには必ず「過去の自分」と「現在の自分」の比較(自分と自分との比較)か、
「いまここに存在していない(過去に本で読んだり人に聞いたりした)他人の意識状態」と「現在の自分の状態」との比較(他人と自分との比較)かのどちらかが存在しています。
現在の状態の評価・認識は常に「現在でないもの」との比較によって成り立っており、
その比較(逃避)を止めることさえできれば、「今、この状態」は、良い悪いを超えた絶対的なる「これ」絶対的なる「善 ・良きもの」として残ります。
この「現在の事実」から「過去・未来」への心理的逃避をいかに止めれるか(比較・認識すら逃避である)と云うところに、この瞬間を真に楽に生きるためのポイントが存在しています。