怒りと悲しみ、隠蔽と陰謀

最悪とも言える出来事の中に、最善の種を宿すこともできる。

イライラ、怒り、絶望、悲しみ、無力感など、
自分のなかにある(起こる)否定的感情に翻弄され、
外に(家族、周りの人、政治家、原発関係者、モノなどに)ぶちまけてしまうことなく、
できうる限り自分のなかで処理すること。
そのために、これまで学んできた瞑想も内観も精神的な教えもあるのでしょう。
いまが本番のときです。

誰もが、そのひとの能力の範囲内で、できるだけのことをやっている、最善を尽くしている。
否定的な面を見て(不備を見て)、そこを責めないこと。

この出来事を価値あるものとするか、単なる悲惨なアクシデントに終わらすかは、
その個々人の受け止め方にしかない。

また、現実の裏に過剰な「意味」を見ようとしないこと。
それが肯定的であれ、否定的であれ、
変に宗教的な意味、スピリチュアルな意味をかぶせないで、
事実に、現実的に冷静に対応すること。
裏の「意味」、隠された「意味」を探すのではなく「事実」を見、
それに対応すること。
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今回の地震や原発事故に関する陰謀説が出回っているようです。

それらの情報によって恐怖や怒りを誤発させることなく冷静であること。
解消されない怒り・恐れ・悲しみは、外に(攻撃心となって)標的を探します。

陰謀説もまた、出来事に分かりやすい意味(隠された理由)を求める人間の心の習性が生み出した幻の説明だと思います。
知性と知識によって、その迷妄の誘引力から距離を置くこと。

「意味と云う病」に冒された人間は、
(人間的な)意味も理由もない出来事・事実に堪えられないのだな、と感じます。

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以下、先ほどから見ていた記事の中から印象に残ったもの。

人工地震陰謀論がはびこってますが・・・
http://ameblo.jp/endof/entry-10833656229.html

ASIOS公式ブログ: 東北地方太平洋沖地震
http://asios-blog.seesaa.net/article/190286285.html

山本弘のSF秘密基地BLOG:大惨事に便乗するクズども・その1
http://hirorin.otaden.jp/e162054.html

山本弘のSF秘密基地BLOG:大惨事に便乗するクズども・その2
http://hirorin.otaden.jp/e162191.html

東北太平洋沖大地震に関するチェーンメールまとめ – 都市伝説・・・奇憚・・・
http://yoshizokitan.blog.shinobi.jp/Entry/6044/

心の治癒と魂の覚醒
http://lasttimer.blog130.fc2.com/

「私のところには、「政府の発表は信じられないから、すぐに原発から遠く避難した方がいいですよ」とか「食料やガソリンが不足するから買っておいた方がいいですよ」などというメールが来ます。要するに「自分さえよければいい」というわけです。こういうメールが、世の中をますます混乱させ、結果的に墓穴を掘るのだと思います。

危機管理の大原則は、助け合うことです。「自分さえよければいい」といって勝手な行動をすると、たちまちパニックになり、結局は人も自分もダメにしてしまいます。仮に運よく自分だけ助かったとしても、そのような行動をすると、「自分は、自分さえよければいいという考えを持って利己的な行動をするような人間なんだ」という自己イメージが形成されます。そこにはそれなりの罪の意識も伴いますし、自分は人間として低いレベルであるという観念から抜け出せません。自分に誇りを持てなくなります。そのような不愉快な気持ちと一緒に、残された人生を歩んでいかなければならなくなるわけです。そのような低い自己イメージでは、仕事でも人間関係でも、何をやってもうまくいかなくなるでしょう。結局、高くつくことになるのです。

しかし、人間としてやるべきことをやれば、たとえそのときは辛い目にあっても、「自分は、苦しい状況でも人間としてやるべきことができる人間だ」という自己イメージが形成され、自分に誇りと自信が持てるようになります。そのような意識を持つならば、その後なにをやってもうまくいくでしょう。
結局、一時的には苦しんだり損害があったとしても、全体としては、このような行動を取った方が、ずっと得策なのです。」

不安や怒りにどう対処するか 感情と向き合う/ウェブリブログ
http://67005366.at.webry.info/201103/article_1.html

「今、批判の嵐がこの国を吹き荒れると、状況はかえって悪くなるように思います。私の知る限り、人間のパフォーマンスは、人から非難されたり批判されたりすると低下します。人から批判されて奮起して頑張るということはまずありません。特に疲れているときはそうです。東電にせよ、他の誰にせよ、今は批判をする時ではないように思います。

誰かを批判したくなる時には、心の中で、不安や怒りがうずまいているはずです。そうした不安や怒りがあるときは、それを外にぶつけるのではなく、まず、以下のようにするといいと思います。」

がんがれ日本!(google docs版)

正体術健康法ブログ
http://kanzaq.blog75.fc2.com/
ここで紹介されている神田昌典さんのメール(「経営者は、今こそ、批判を恐れず営業をしよう」)が印象に残りました。

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「それがどんなものであれ、いま現に存在する事実(痛み、苦しみ、恐れ、悲しみ)に留まり、それを変えよう(無くそう ・離れよう)とすることなしに、全的に気づいていること。

それによって事実は驚くべき仕方で花開き、その真の姿を露わにします。」

これは、ここのところ書いていた研修の要点についての文章なのですが、
今回の地震についても、私の頭に浮かぶのは(本質的な部分では)このことしかありません。

こちらは、10日間内観研修の中日です。
それぞれの人が、それぞれの持ち場で、自分にできる精一杯の一日を
充実して、満足して生きていくことしかないのでしょう。
今晩不意に死んでも、心残りのない程に。