森信三の言葉

「一日は一生の縮図なり」
「道徳とは自分が行うべきもので、人に対して説教すべきものではない」
「しつけとは、そのことの意味や価値が十分わからんうちに、形の方から身につけてゆくこと」
「一生の志を立てることが根本です。
つまり自分の生涯を貫く志を打ち立てるということです」
「人間の人柄というものは、その人が目下に対する場合の態度、とくに言葉遣いによって分かるものであります」
「人間は徹底しなければ駄目です。もし徹底することができなければ、普通の人間です」
「真面目ということの真の意味は、自分の『真の面目』を発揮するということ」
「真の修行は、竹刀を捨て坐禅を解いてから始まる」

『修身教授録―現代に甦る人間学の要諦』より

人間の一生(読み人知らず)
職業に上下もなければ貴賤もない。
世のため人のために役立つことなら、何をしようと自由である。
しかし、どうせやるなら覚悟を決めて十年やる。
すると二十からでも三十までには一仕事できるものである。
それから十年本気でやる。
すると四十までに頭をあげるものだが、それでいい気にならずにまた十年頑張る。
すると、五十までには群を抜く。
しかし五十の声をきいた時には、大抵のものが息を抜くが、それがいけない。
「これからが仕上げだ」と、新しい気持ちでまた十年頑張る。
すると六十ともなれば、もう相当に実を結ぶだろう。
だが、月並みの人間はこの辺で楽隠居がしたくなるが、それから十年頑張る。
すると、七十の祝いは盛んにやってもらえるだろう。
しかし、それからまた、十年頑張る。
するとこのコースが一生で一番面白い。
森 信三
http://www2s.biglobe.ne.jp/~SHUJI/hagaki/morishinzo.htm
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