機能性(反応性)低血糖症

低血糖症の原因

低血糖症は主に食生活の不摂生によって起こる場合がほとんどです。
遺伝的な体質があっても生活管理を行う事によって、多くの場合病気の発症を予防できるのです。

1.糖質の過剰摂取による膵臓機能の障害:
食物中の糖はまず最初に血液に入るので、何らかのメカニズムでコントロールされない限り、血糖値は危険に変動します。身体には、どんな時でも血糖値を適当な値に保つ、効果的なメカニズムがあります。もし血糖値が高過ぎる、あるいは急激に上昇すると、ランゲルハンス島(膵臓のインスリン産出部分)がホルモンのインスリンを産出し、それを血液に送る。インスリンはその糖を別の成分に変換して、血糖値を正常にします。もし血糖値が低すぎると、脳は脳下垂体を通じて、副腎にメッセージを送りホルモンを分泌し、甲状腺にも甲状腺ホルモンを出すようメッセージを送り、血糖値の調性を図ります。

膵臓からも血糖値を上昇させるホルモングルカゴンが分泌されます。理想的にはこれらの腺と器官が正しく機能している時、血糖値は正常に保たれます。例え、我々が時に無思慮な食事によって、身体を酷使したとしても、これらの血糖調節機構はその緊張を処理する事が可能です。しかし限界があります。他のどんなメカニズムとも同じ様に、人間の身体の中にあるあるいは人工的なメカニズムでも、壊れる可能性があります。そうなった時、低血糖症や糖尿病という様な病気が起こります。現代の食生活には、糖特に精製糖の過剰摂取により、膵臓に負担をかけていることが多い。1日にとって良い砂糖の量はその人の体重の約半分までです。(例:60kgの人は30gまで)それを超えると、膵臓の活動が過剰となり、疲労してくるため、インスリンを正常に分泌出来なくなってきます。多くの場合、インスリンが少しの血糖値の上昇に対して過剰に分泌されるようになり血糖値が異常に低くなります。(反応性低血糖症)

2.アルコール、タバコ、コーヒーあるいはカフェイン含有清涼飲料水の過剰摂取:
アルコールは分解されて、ブドウ糖となり。腸からのビタミンB6の吸収を六分の一に減らします。タバコ、コーヒーなどのカフェインは、副腎を刺激して、血糖値を上昇させます。

3.意図的な過食、特に精白炭水化物や動物性タンパク質の過剰摂取。
過食は血糖値の上昇をおこしやすい。特に、精製炭水化物は、急激に血糖値を上昇させるので、膵臓に負担を掛け易い。脂肪の過剰摂取は脂肪を消化液(リパーゼ)を分泌する膵臓を刺激し、疲れさせます。

4.ストレスも、血糖調節に関与する副腎を疲れさせ、血糖値調整に悪影響を与えます。

5.ビタミン・ミネラルの摂取不足
食物の単位gあたりのビタミン、ミネラルの含有量の低下、及び代謝に必要なビタミン、ミネラルの摂取量が低下している為、低血糖症を起こし易くなっています。特に糖質の過剰摂取はvit.Bを消費し、冷凍食品やレトルト食品の多用もビタミン、ミネラルの摂取不足を招いています。

http://www.mariyaclinic.jp/c_lbs/c_r1lbs_/lbs_html/c_r1lbs2.html
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実験1  3月某日 ブラック珈琲負荷試験

方法:空腹時にブラック珈琲を飲み、その後5時間(11回)採血を行なう
結果:ブラック珈琲を飲んだ後も血糖値の上昇はなく、その後の血糖の低下もない。

注 : 低血糖症で交感神経緊張症状(不安、イライラ、動機、頭痛、手の痺れなどなど)がある方はカフェイン摂取を控えることをお勧めします。

実験2  3月某日 ゆで卵負荷試験

方法:空腹時にゆで卵を食べ、その後5時間(11回)の採血を行なう
結果:ブラック珈琲同様に、血糖の上下はない

実験3  3月某日 果物(デコポン)負荷試験
方法:空腹時にデコポンを食べ、その後5時間(11回)の採血を行なう
結果:血糖値 空腹時91 30分後168 60分後 111 その後血糖の変化なし

※ 低血糖症の患者さんが、空腹時の果物を摂取することの危険性が実証されました。

実験4  3月某日  ブラック珈琲後、白パン摂取

方法:ブラック珈琲を飲んだ後、白いパンを食べ 5時間(11回)の採血を行なう
結果:血糖の変化 空腹時 102 30分後 164 60分後 186 90分後117 180分後 82

※ ブラック珈琲の摂取は影響は少ないと思われます
※ 白いパンは、急激な血糖の上昇とその後の急激な血糖の低下をもたらす。さらに反応性に空腹時よりも血糖を下げる

実験5  4月某日  ブラック珈琲後、全粒粉パン摂取

方法:ブラック珈琲を飲んだ後、全粒粉のパンを食べ 5時間(11回)の採血を行なう
結果 血糖の変化  空腹時 97 30分後 173 90分後 90 その後血糖の変化なし

※ 全粒粉のパンは、白いパンと比較して血糖の上昇が少なく、その後の反応性の低血糖が無かった
※ 白いパンに比較して血糖の変化が緩やかであることは、確認できたが低血糖所の方が空腹時に食べる食べ物ではない

実験6 4月某日  納豆負荷試験

方法: 空腹時に納豆を食べ その後5時間(11回)採血を行なう
結果: 血糖値の変化はない

※ 納豆には10%程度の糖質が含まれているが、血糖への影響は無視してよいと思われる

実験7 4月某日  プロテイン10g+豆乳 その後全粒粉パン負荷試験

方法: 治療でもちいているプロテイン10gを豆乳で飲み、その後全粒粉のパンを摂取
結果: 血糖値 60分後 137  その後血糖の変動なし

※ 全粒粉のパンを食べる前に、プロテインを摂取することによって、血糖値の上昇が緩やかになりピークが60分に移行し血糖値も低く抑えられた。その後の血糖の低下も緩やかであった。
低血糖症の治療をしているときに、様々な食材に反応する患者さまがいらっしゃることに気がつきます。
血糖の上昇が少ない・・・あるいは、上昇しないはずなのに、低血糖症の症状が生じるときには、従来の血糖の調節障害によって症状が起きるということでは説明できないことがあります。
その一つは、コメントで書かれていたアレルギーという概念です。そしてそのアレルギーという概念も従来のものとことなる考え方も必要となります。

さて今回のドクターの自らの実験では、治療に参考となるいくつかの結果がありました。
その一つが、デコポン負荷試験でした。
これまで果物の摂取でも多くの精神症状が生じる患者さんがいらっしゃることを経験しているので、新宿のクリニックでは、糖度の高い果物の摂取は控えるように指導していました。

デコポンは柑橘類の中でも糖度は高い方のようですし、実際に実験で使ったデコポンも甘くて美味しいものだったそうです。

糖度という概念もあいまいで、測定法によって値が大きく異なったりします。
食品成分表では、デコポンの記載はありませんが、柑橘類-柑橘類の掛け合わせでデコポンが属しているタンゴール種では、100gあたり12.7%が炭水化物として示されています。このことをみると、果物の糖度は、およそ含有している炭水化物(糖質)としてよいかもしれません。

残念ながら、デコポンに含まれる糖質のどの程度が果糖でどの程度がブドウ糖やその他の糖類なのか分かりません。ただ今回のドクターの実験での血糖の上昇は、想像をはるかに超えるものでした。

果物を食べた後の低血糖様の症状の原因として、血糖の乱高下・食材にたいするアレルギー・腸管カンジダ感染などが考えられます。今回の負荷試験の結果では、血糖の乱高下が果物の摂取によっても容易に起こることを確認することになりました。

今回の実験でもデコポンを食べるだけで、30分後に70以上の血糖上昇が起こっています。
やはり果物をジュースで摂取することの危険性を十分に予想することができると思います。

果物に含まれる果糖(フルクトース)については、今回ご紹介した血糖の乱高下の問題とことなる別の大きな問題がありますので、それは別の機会で紹介します。

果物をどうしても食べたければ、
・繊維質やタンパク質をしっかりと含んだ食事の食後に
・少量を
・ゆっくりと
食べることが基本になります。
さらに可能であれば、なんらかのタンパク質や脂質と一緒にとることが、その影響を小さくすることになるでしょう。

また太りたくなければ、夜の果物摂取は控えることが良いでしょう。

http://orthomolecule.jugem.jp/
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低血糖の状態になると、脳がエネルギー不足となり、思うように活動できなくなるため、頭がボーッとしてきて、気力もなくなってくる。そこで脳は、低血糖の状態から脱しようと、アドレナリンというホルモンの分泌を促し、体内に蓄積されている糖分を血液中に出して正常な血糖値にするよう指令を出す。

このとき分泌されるアドレナリンというホルモンは、別名「攻撃ホルモン」とも呼ばれ、気分が高揚し、ときに攻撃的になってしまうという特徴がある。あなたも、お腹が空いたときに、イライラしたり、怒りっぽくなることはないだろうか。そう、あれは血液中の糖分が足りなくなり、アドレナリンがはたらきはじめた証拠なのだ。

低血糖症の場合、この状態が長く続くことになるのだから、精神的にも肉体的にも最悪の状態といえるだろう。

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「砂糖は血糖の乱高下を起こして低血糖状態も起こす。すると身体は低血糖状態からくるエネルギー・ショックに対処するためにアドレナリンというホルモンを分泌させて、血糖レベルを正常レベルに引き上げようとする。ところがこのアドレナリンが体内で酸化してできるアドレノクロムという物質は、実は麻薬メスカリンの中の薬効成分(つまり麻薬成分)と同じ物質なのだ。そしてアドレノクロムが精神分裂症の原因物質だというのは、精神分裂症の原因に関する説のうちでも有力な説になっているものなのだ。」(今村光一)

「刑務所で行った研究では、ほとんどすべての犯罪者に、低血糖症があることがわかった。また精神疾患の施設で、ティー、コーヒー、砂糖、タバコといった刺激物の摂取がたいへん高いことが報告されているが、そのような施設では、低血糖症は例外ではなく、普通の状態として見られている。」(Dr.カール・ファイファー)

「多くの事故、家庭内の争い、自殺、それに犯罪でさえも、、血糖値が病理的に低いときに行なわれる。」(J.I.ロデール)

「精神疾患の症状や慢性疲労を見せている患者が、低血糖症になっていることは多い。この場合は先に低血糖症を治さなければ、治療経過が思うように進まないことになる。」(Dr.マイケル・レッサー)

低血糖症は、「20世紀の疫病」(Dr.マーティン・バド)とも言われる現代病です。

「砂糖の取り過ぎは、結局、低血糖症に導き、その低血糖症が精神に恐ろしいほどの影響を与えるということです。」(高尾利数)

http://teikettou.com/
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一般に低血糖症状は、自律神経症状と中枢神経症状とに分けられます。
 血糖値が急激に下がる時は自律神経症状が強く、血糖値が緩やかに下がる時は中枢神経症状が強く出ます。
中枢神経症状
 意識の混乱、おかしな行動、集中力の散漫、眠気、発語困難、頭痛、複視、けいれん、昏睡などです。
自律神経症状
 空腹、発汗、震え、不安、動悸(どうき)、口唇乾燥などです。
 自律神経症状は主にインスリン拮抗ホルモンの作用によります。インスリン拮抗ホルモンとは、低血糖になると分泌が亢進するホルモンで、アドレナリン、グルカゴン、コルチゾール、成長ホルモンなどがあります。

http://health.goo.ne.jp/medical/search/10M11300.html

「機能性(反応性)低血糖症」への2件のフィードバック

  1. お世話になります。今度研修を受ける者ですが、大変参考になりました。モロに当てはまっていて、自身の鬱になりやすい原因がこんなところにもあったのかと驚いています。

    近々病院に行って相談してみます。どうもありがとうございます。

  2. 細かい作用の仕組みについては、私もよく分かっていないので、良く調べて確認して見られて下さい。

    『パニック障害からの回復』筑摩書房、と云う本にも、同じような話が出てきます。有効な対処法として食事療法(玄米菜食に近いもの)が薦められています。この本は、それ以外の部分でも、学ぶことの多い、とても良い本です。

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