食と断食について

いかに、心身を明晰に保つか。
いかに、心身を気づきの行に適した状態に持っていくか。

身体が、観-行の邪魔(だるさ、眠気などの温床)になるのではなく、身体の方から自然に瞑想が起こってくるような状態。
身体が、観‐行に協力して、後押ししてくれるようなコンディションを作る。

クリシュナムルティ 「食事・習癖・身体の感受性」 参照

正食=正しい量の、正しい食材を、正しく調理し、正しい時に、正しい仕方で、食べる。

口や舌だけを喜ばす食事を摂るのではなく、身体全体(内臓、肝臓)を喜ばす(が必要とする)食事を摂る。

1. 正しい量の 2. 正しい食材を 3. 正しく調理し、4. 正しい時に、5. 正しい仕方で 食べる。

1. どれだけ食べるか?(正しい量の)

これは、言い方を変えると「如何に(無駄なものを)食べないか?」
「如何に無駄なものを身体に入れず、消化器系に負担をかけないか、身体を鈍らせないか?」と云う問題。
断食、減食などの視点からの探求。

・マイナスの栄養学について

これまでの通常の栄養学・食事の理論は、「プラスの栄養学」に基づいている。

テレビの雑誌などの健康に関する情報は「何を食べるか?」「何が体に良い食材、サブリメントか?」「いかに体に良い物を探し、いかにそれを摂取するか?」のみに関心を向けている。

修行のための食事理論としての、マイナスの栄養学

それは、いかに無駄なものを食べないか。(からだに入れないか?)
いかに食事の回数を減らすか。(消化器系に、無駄な働きを強いずに、如何に休ませるか?)
いかに消化器系に無駄な運動をさせないか、と云う発想に基づいている。

いくら、自然食。無添加物を食べていても、
食べ過ぎや、頻食、間食をしていては心身は整わない、澄んでこない。

断食に関しての具体的な方法と背景となる理論/哲学については、

『半断食』 国清擴史著 リーブル草書 1000円

あるいは、甲田光雄医師の本、どれか。
『断食・少食健康法―宗教・医学一体論』  甲田光雄
『奇跡が起きる半日断食』 など。
断食★阿修羅
我々はどのくらい食べるべきなのか? ―少食の勧め

洗腸について

研修所の長期研修では、通常10日間の研修のうち、始めの1日目で減食、2日目、3日目で断食(「半断食 国清擴史著」に則って、昼と夕の一日二回、具を抜いた味噌汁を飲むスタイルの断食)を行います。
その間、2日目の午前に、洗腸も併せて行います。
これは、面談後、研修者本人の同意を待って行うもので、強制的なものではありません。
が、身体と意識を研ぎ澄ませたく望むのであれば、とにかく効果はあります。

また、これまでに一週間程度の本断食をされた経験のある方であれば、3日以上の断食もお受けすることが可能です、お問い合わせ下さい。

「洗腸について」

2. 何を食べるか?(正しい食材を)

これは、主に食材に関する部分
野菜食、穀物食、体に良い食材探しなど、

3. どう食べるか?(正しく調理し)

これは、調理法の問題。

ローフード・生食とか、マクロマクロビオティックとか、ナチュラルハイジーンとか。

マクロビオティック – Wikipedia
ナチュラルハイジーンのススメ~お金をかけない健康法~
『だれもが100%スリム! 常識破りの超健康革命』
『50代からの超健康革命』
玄米正食批判試論
酵素玄米

また、mixi内に、酵素玄米に関する研究コミュニティがあり、面白いです。

4. いつ食べるか?(正しい時に)

これは、摂食スタイルの問題。

一日の、どの時間に、何回に分けて食べるか、などの問題です。
一日中小分けにして食べるやり方、一日二回に分けるやり方、一回、三回。
朝抜き、あるいは夜抜き、など。

これは、宿泊しての研修などでは、一つの大きな主題となります。
いずれにしても、自分の体、性質にあった摂食スタイルを見つけていく作業が必要になります。

ここまでは、いわゆる食養(食事理論)で多く語られる事柄ですが、
ここから後の、「どう食べるか?」が、観‐行研修中の食の場合、より重要なこと、心を砕くべき事柄となります。

5. どう食べるか?(正しい仕方で)

気づき系の観点から

ヴィパッサナー的な視点から

気づきをもって(satiを伴って)食べると云うこと。
普段の自分の自動操縦状態、意識とからだが分離した状態、意識が先走り、前倒しになった状態に気づき、その意識とからだ(食べると云う行為)のズレを無くしていく工夫。

いかに、食べるときに食べることをキチンと経験しているか、いかに気づきを持って摂食するか、脳に食べることを経験させながら食べるかが、観‐行研修中の食事の場合、大きな要素となる。
気づき無しに食べると、食べ過ぎたり、食後の眠気が来たり、食事に関するストレス、欲求不満を招いてしまう。

このことを、なぜ重視するかと云うと、1,2,3の「何を、どれだけ、どう食べるか」が、良く整えられたものであったとしても、この4の、「気づきをもって食べる」という条件が満たされず、本当に味を味わえず、食べることに留まれていない状態の場合、観‐行的な意味では、正食と言えないのであり、また逆に、1,2,3の条件が少々満たされないことがあったとしても、「気づきを持って食べる」という事が満たされている場合、それほどの問題は引き起こされないと云う認識によるからです。
これは、同じく、5の「反応系」の「感謝して食べる」にも言えることです。

反応系の観点から

食・からだに対しての内観

「食とからだのアファーメーション」で扱っている問題。

感謝して食べる、食に関する内観、など、内観的な視点から、

この条件が満たされていない場合、その他のことが満たされていても、本当の身体に良い「正食」とはならないと考えられます。

● また、水野南北の食養観も非常に参考になります。

『食は運命を左右する』 水野南北著 玉井禮一郎訳 A5判・160頁 税込価格 1,570円
http://www.nextftp.com/tamailab/

関連サイト
http://www5e.biglobe.ne.jp/~occultyo/nanbokuhtm.htm

からだの断食、こころの断食

断食=味覚のリセット

からだの断食、こころの断食
つまりは、脳の断食、脳の食に関する部分のリセット

心(脳)の断食 識食を絶つ 情報(思考・感情・欲求)が脳の食べ物、情報を食べること、その情報刺激を求めることを絶つ。
耳の断食 音楽漬けの依存的、中毒的状態から、しばらく断音。

食べること  x軸→充実感、活力、力強さ、ずっしりした感じ→(過ぎると)鈍さ、重さ、眠気、鈍重さ
食べないこと y軸→軽さ、透明感、明晰観、冴え→(過ぎると)頼りなさ、ヘナヘナ感、めまい、立ちくらみ