『永遠の至福への最も直接の手段』マイケル・ラングフォード

『The Most Direct Means to Eternal Bliss』Michael Langford の和訳

第四章 解放への欲望

l. 解放を求める極めて強烈な欲望を目覚めさせることこそが、今回の生涯のいま解放されるために取りうる最も重要な第一歩だ。

2. 解放を求める極めて強烈な欲望とは、次のもの(3-7)だ。

3. 絶対の真理を直接体験することへの極めて強烈な欲望。

4. 悲しみを終わらせ、永遠の-愛-喜びを体験することへの極めて強烈な欲望。

5. あなたの中核において自分が本当は誰または何であるのかを体験し、あなたの真の自己を永遠に生きることへの極めて強烈な欲望。

6. すべての幻影と妄想からの自由と、すべての幻影と妄想の源泉であるエゴからの自由を求める極めて強烈な欲望。

7. 人間の悪夢から目覚めることへの極めて強烈な欲望。

8. 解放を求める極めて強烈な欲望こそがすべての真のスピリチュアリティの基盤だ。

9. あなたが自由になるかならないかを決定するすべての要素のなかで、解放を求めるあなたの欲望が強烈かそうでないかが最も決定的な要素だ。

10. 解放を求めるあなたの欲望を最も効果的に増大できることは、何であれ為すべきだ。

11. スピリチュアルな教えはすべてが同じではない。

12. いくつかの教えは絶対不可欠の強力な鍵だ。

13. 解放を求めるあなたの欲望を増大させることがあなたが踏みだせる最も効果的な第一歩だという知識は、絶対不可欠の強力な鍵だ。

14. 自由への旅の途上に現れるすべての障害は、自由への欲望が小さすぎることが原因で起こる。

15. 自由を求めるあなたの欲望のたとえわずかな増大でも役に立つ。

16. 自由を求めるあなたの欲望の強烈さが育つにつれ、エゴが創りだす障害物は少なくなる。

17. 自由を求めるあなたの欲望が非常に強烈になると、自由を求めるあなたの欲望があなたに迂回路を取らないように命令する。

18. 自由を求めるあなたの欲望が極めて非常に強烈になって初めて、あなたは自由のために何が本質的で何が本質的でないかを理解できる。

19. 自由を求めるあなたの欲望が弱いときは、エゴはあなたにエゴの保存戦略を理解することを許さない。

20. 自由を求めるあなたの欲望が強くなると、あなたはエゴの保存戦略がわかるようになってくる。

21. 自由を求めるあなたの欲望がさらに強くなると、あなたのすべての疑問への解答、「直接の道」の教え、すべての障害への解決策、実践へのやる気といった、解放を求めるあなたの探求においてあなたが必要とするものすべてを、自由への欲望そのものがあなたにもたらすようになる。

22. 解放を求める極めて強烈な欲望が目覚める前には、エゴがいかにエゴの保存にこそ役立つスピリチュアルな教えを選択していたかを、あなたは理解できるようになる。

23. 自由を求めるあなたの欲望がさらに強烈になると、あなたはエゴの保存戦略をすべて理解できる。

24. 解放を求める極めて強烈な欲望が目覚めると、それまでどうしてエゴの保存戦略がわからないことなどありえたのかと、あなたは驚嘆するだろう。

25. 解放を求める極めて強烈な欲望が目覚めると、エゴが「直接の道」の教えさえも歪曲したことを、あなたは理解できるようになる。

26. 解放を求める極めて強烈な欲望が目覚めると、過去からのあらゆる霊的な教えがエゴによって歪曲されてきたこと、またいくつかのスピリチュアルな教えはエゴを保存する目的でエゴによって作られたことを、あなたは理解できるようになる。

27. 解放を求める極めて強烈な欲望が目覚めると、過去のほとんどすべての霊的な教えと宗教的な教えが、エゴに仕える気晴らしと遠回りであることが、あなたにわかるようになる。

28. 解放を求める極めて強烈な欲望が目覚めると、以前はエゴがいかにわずかしか自分に見ることを許さなかったかに、あなたは驚くだろう。

29. 解放を求める極めて強烈な欲望が目覚めると、あなたの注意を罠にかけるためにエゴが仕かけた終わりのない迷路を、あなたは理解するだろう。

30. 解放を求める欲望がさらに強烈になると、エゴはもうエゴの保存戦略を創造しなくなる。

31. 絶対の真理を直接体験することへの極めて強烈な欲望が、あなたをあなたの内なる教師へと案内するだろう。

32. 絶対の真理を求める極めて強烈な欲望が、永遠の生命の直接体験を与える実践へとあなたを案内するだろう。

33. その鍵が絶対の真理の直接体験を求める欲望の強烈さだ。

34. 真理を求めるあなたの欲望を増大させることが最も重要な第一歩だ。

35. 自由を求めるあなたの欲望を増大させることは絶対不可欠だ。

36. 自由を求めるあなたの欲望の増大なくしては、あなたの目覚めの試みはすべて永遠の体験を生み出すことに失敗するだろう。

37. 自由を求めるあなたの欲望の増大なくしては、あなたがこの本で読むことを含めて、エゴはあなたの霊的な学びのすべてを歪曲するだろう。

38. 自由を求めるあなたの欲望の増大なくしては、エゴはけっしてあなたが真理を見ることを許さないだろう。

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71. 水中に捕らえられている誰かを想像しなさい。彼がどれほど懸命に水面まで昇って空気を吸いたがっていることか?

72. 解放を求めるあなたの欲望は、空気を求めるその男の欲望と同じほどに強烈でなければならない。

73. あなたの優先順位リストの上で、自由は、その男の優先順位のリストの空気と同じほどに高くなければならない。

74. 水中に捕らえられている誰かが空気を求める欲望は、どれほど大きく、どれほど強烈なことか?

75. 彼はなんとしても水面まで出たいのに、水中に捕らえられているのだ。

76. 空気が吸えるように彼がどれほど強烈に水面まで昇りたいかを理解しなさい。

77. 水面まで上昇したい彼の欲望は秒を追うごとにますます強烈になる。

78. 一秒後の水中では、彼の呼吸をしたい欲望はさらに強烈になる。

79. 二秒後の水中では、酸素を求めて水面まで昇りたい彼の欲望は十倍にもなる。

80. 三秒後の水中では、水面まで上昇したい彼の欲望は百倍にもなる。

81. 四秒後の水中では、水面まで上昇したい彼の欲望は千倍にもなる。

82. 彼の欲望がどれほど大きく、どれほど強烈なことか。

83. もし永遠の自由を求めるあなたの探求で成功しようとするのなら、自由へのあなたの欲望はそれほどに大きく、それほどに強烈でならなければならないのだ。

84. 自由を求める極度に強烈な欲望が存在しなければ、あなたはつねに霊的実践を回避する道を見つけることができる。

85. 自由を求める極度に強烈な欲望が存在しなければ、エゴの歪曲能力にはほとんど限界がない。

86. 覚醒した賢者によって書かれた千ページにもなる本があり、そのすべてのページには、ただ以下の87から93にあるのと同じ意味の言葉が繰り返し書かれているのだとしてみよう。

87. エゴの幻想を終わりにする唯一の効果的な手段は、次の(88…93)のことをすることだ。

88. あなたの注意を思考、身体、世界、人々、場所、物事、経験、等々から逸らし、あなたの注意を気づきを見ている気づきに向けなさい。

89. もしあなたが他の手段によってエゴを終わらそうとしているなら、エゴは消えたように見えるかもしれないが、しかし、結局、エゴはまた現れるだろう。

90. それゆえ、エゴを終わらせ、苦しみと悲しみを終わらせて、無限・意識・愛・至福として永遠に生きるための有効な手段は、他に存在しない。

91. 毎日少なくとも2時間、他のことは何もせず、ただ気づきを見ている気づきの実践をする時間を作ることから始めなさい。

92. もし不必要な活動を捨てることで実践のために2時間以上を捻出できるなら、そうしなさい。

93. その実践時間は他のことは何もしなくてもすむようにして、気づきを見ている気づきの実践をするために、できるだけ多くの時間を作りなさい。

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74. 記述A:

目を閉じなさい。
あなたの気づきに注目しなさい。
あなたの気づきを観察しなさい。
あなたの注意を世界や身体や思考から外して、気づきを見守る気づきのほうに振り向けなさい。
自分が考えていることに気づくたびに、あなたの注意を思考から離し、気づきを見守る気づきのほうに戻しなさい。
あなたの思考ではなく、あなたの気づきを見守りなさい。

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第十三章 リマインダー

1. 解放を求めるきわめて強烈な欲望が目覚めるまで、第五章と第十三章を毎日読みなさい。

2. 不必要な活動をすべてのやめて、霊的実践のために最大限の時間を創出するようになったとき、あなたは解放を求めるきわめて強烈な欲望が目覚めたと知ることになる。

3. もしあなたが霊的実習を毎日実行しなかったら、けっきょく、あなたの人生は苦しみに満ちてくるだろう。

4. もしあなたが霊的実習を毎日実行しなかったら、結局、遅かれ早かれ、あなたは何千とある異なるタイプの苦しみの一つ以上を体験することになる。

5. もしあなたが霊的実習を毎日実行しなかったら、あなたは誕生と死を、また生まれ、また死に、また生まれ、また死に、そしてそのサイクルのなかで、結局は、何千という苦しみのすべての形態を体験することになる。

6. もしあなたが霊的実習を毎日実行しなかったら、あなたは死と病気と暴力と、そして何千という種類の苦しみを、何回もの生涯で体験することになる。

7. もしあなたが、不必要な活動をすべてやめることで創出できる最大限の時間、毎日霊的実習を実践したら、最終的には、あらゆる形態の苦しみは終りを迎え、あなたは無限で−永遠の−気づき−愛−至福のなかで生きることになる。

8. 霊的実習の目的は、来世とか未来のいつかの生涯にではなく、この生涯において無限で−永遠の−気づき−愛−至福を体験することだ。

9. 先延ばしはすべてエゴのトリックだ。

10. 遠回りはすべて詐称者の自己のトリックだ。

11. 気晴らしはすべて偽りの装った自己のトリックだ。

12. あなたを霊的実習から離れさせようとするあらゆる思考は、詐称者によって創出されたトリックだ。

13. あなたの日常の行動を観察して、毎日霊的実習のためにできるだけ多くの時間を作るために、不必要な活動をすべてやめなさい。

14. 毎日風呂に入り食事をすることは必要だ。

15. 大部分の人にとって生計を立てるために働くことは必要だ。

16. 娯楽は必要ではない。

17. あなたの霊的実習が、無限で−永遠の−気づき−愛−至福への最も直接で迅速な手段であることを確認しなさい。

18. あなたにあるのは以下の選択肢A(19-21)か:

19. どんな苦しみもない無限で−永遠の−気づき−愛−至福。

20. 永遠にわたる絶対の完全な愛−至福。

21. 永遠にわたって、あなたの真の自己を知っており、またそのなかに生きること。

22. それとも以下の選択肢B(23-26)だ。

23. 何千という形の苦しみ、悲しみ、暴力、病気、そして死。幾度となく繰り返される死−再誕生−死−再誕生−死−再誕生−死。

24. 詐称者の自己を知っており、またそこから生きること。

25. 獲得された偽りの自己(思考)から生きること。

26. あなたの自己を装っている寄生虫から生きることだ。

27. 選択肢Aを選びなさい。

28. 毎日あなたが霊的実習をするなら、あなたは選択肢Aを選んでいる。

29. 毎日あなたが霊的実習をしていないなら、あなたは選択肢Bを選んでいる。

30. 第五章と第十三章を毎日読みなさい。

31. 装った自己は非常に巧妙であり、人々を霊的実習から引き離そうとする。

32. 毎日第五章と第十三章を読むことは、このエゴのトリックに対向するのに役立つだろう。

33. 毎日自分の活動を観察して、本当に必要ではない活動をすべてやめなさい。

34. 毎日霊的実習のためにできるだけ多くの時間を作りなさい。

35. 毎日あなたの霊的実習をしなさい。

36. 毎日あなたには選択肢がある。

37. あなたは昨日の選択を変えることはできないのだから、昨日の選択を気にしてはいけない。

38. あなたにできることはこれだ。
あなたの霊的実習を今日しなさい。

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60. あなたがすべての不必要な活動をやめ、そうして作った自由時間をすべて自分の霊的実践のために使うようになったら、教えと道はきわめて単純だ。
その段階では、あなたは本書の教えのどれも覚えようとすべきではない。

61. 不必要な活動をすべてやめ、そうして作られた自由時間をすべて使って「気づきを見守る気づき法」を実践する段階に到達したら、あなたはこの教えを以下(62-65)に集約してかまわない。

62. すべての不必要な活動をやめ、「気づきを見守る気づき法」を実習するために最大限の時間を作りなさい。

63. 邪魔の入らない場所で実習するのが最善だ。
何も他の活動が起こらない実習専用の時間を作りなさい。

64. 実習記述のひとつを選び、そのひとつの記述にしたがって実習しなさい。

65. たとえば、記述G:「目を閉じなさい。あなたはあなたの気づきを観察している。
もし思考が現れたら、注意をその思考から離して自分の気づきを観察しつづけなさい」だ。

66. 上の例(62-65)では、フォーカスの対象として八十四の単語がある。
あなたが選ぶ「気づきを見守る気づき法」の実習指示に応じて、その単語数は少し変わるだろう。
そんなふうに、もしあなたが余計な概念を気にせず、教えを単純にしておきたいなら、ごくわずかの単語でそれができる。

67. 要点は、これは本当に非常に単純な道であり、本書の多くは、あなたが不必要な活動をすべてやめて、最大限の時間を実習に費やすのを助ける目的のためにあるということだ。

68. ひとたびあなたがその地点に達したら、八十四語か、それに二、三の言葉を加えるか除くかして、この教えを非常に単純化したあなたの焦点にしてかまわない。

69. すべての不必要な活動をやめて最大限の時間を作り、永遠の至福への最も直接で迅速な手段を実習するる地点に達してもいない人が、本書を要約するのは大きな間違いになるだろう。

70. 本書には「はじめに」から始まって「第十四章」まで、段階を踏んだ独特の処方が含まれている。

71. 詐称者の詳細な説明からはじまり、詐称者がどのように起こるかの理解、詐称者と真の自己の違いの理解、詐称者のトリックの理解、思考には真の基盤がないことを理解するために使う方法、解放を求めるきわめて強烈な欲望を目覚めさせることの重要性、解放を求めるそのきわめて強烈な欲望を目覚めさせる方法、「気づきを見守る気づき法」、「どんどん放出法」、「永遠法」、「無限空間法」、「すべてを愛する法」は、エゴのトリックのゆえに、大部分の人々にとって絶対不可欠のものだ。

72. 本書の教えを要約するために上述の71で言及されている十一のステップを使うことは、これまた大きな誤りになる。
なぜなら、それでは本書を本来の独自でこの上なく価値ある貢献としている非常に多くの本質的部分を置き去りにすることになるからだ。

73. あなたがこれまで解錠できなかった組み合わせ錠の新機軸とは、ダイヤルの番号ではない。
新機軸はその錠を開く組み合わせなのだ。

74. 本書を独自のものにしているのは、167ページのなかで説明されている特定の段階を踏んだ公式、つまり処方なのだ。

75. これらの内容の多くは過去の霊的教えのなかで言及されてきた。
それらはかつて非常に多くの非本質的なものと混在していた。
非本質的なものをすべて取り除き、本質的なものだけを一冊の本に収納することは、本書を独自の、また陽の下の新しきものとする要素のひとつだ。

76. もしあなたが本書と過去の霊的文献のなかにいくつかの類似の文章を発見したとしても、それはいささかも本書が過去に書かれたすべての霊的文献とはきわめて異なるものであるという事実を変えるものではない。
ある本のある断片や別の本の別の断片は、エゴからの解放に最も効果的な緻密な公式ではない。

77. たとえば、エゴと真の自己の違いを詳細に説明している霊的文献は非常にわずかしかない。
それをしているもののなかでも、詐称者がどのように起こったかを説明しているのは非常にわずかしかない。
それをしているもののなかでも、エゴがその架空の自己を維持するために使用するトリックの詳細な説明に踏み込んでいるものは非常にわずかしかない。
それをしているもののなかでも、エゴが生成する可能性がある何兆ものトリックを含め、霊的探求者が遭遇するあらゆる問題への解決策として、解放を求めるきわめて強烈な欲望を目覚めさせることを挙げているのは非常にわずかしかない。
それをしているもののなかでも、解放を求めるきわめて強烈な欲望を目覚めさせる段階を踏んだ方法を提供しているものは非常にわずかしかない。
それをしているもののなかでも、過去の「霊的」教えのすべてがエゴによって汚染されてきており、今ではエゴに仕えていることを指摘しているものは非常にわずかしかない。
それをしているもののなかでも、「永遠の至福への最も直接で最も迅速な手段」を説明しているものは非常にわずかしかない。

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29. あなたが今考える思考を産んだその言語をあなたが学ぶ前に、 その背景の気づきとしてあなたが存在していたのだから、その「私」という思考が詐称者であることをあなたはたやすく理解できる。

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46. 真の気づきから生きるかわりに、思考から生きることがすべての人間の苦しみの原因だ。

47. 詐称者(思考-エゴ)がすべての人間の問題、悲しみ、苦しみの原因だ。

48. 背景の気づきこそが真の自己だ。

49. 朝、目覚めるように見える気づきが真の自己だ。

50. 今あなたの目をとおして見ているその気づきが真の自己だ。

51. 明確化のためのひとつの例として、思考や記憶をコンピュータ・プログラムのようなものと見なすこともできるだろう。

52. そのコンピュータ・プログラムのなかに、あるウィルスがいる。

53. そのウィルスは「私思考」と呼ばれる。

54. そのウィルスはそのプログラムを支配している。その「私思考」は考えることをすべて制御している。

55. そのウィルスはあなたの真の自己であるふりをする。その「私思考」はあなたの自己であるふりをする。

56. そのウィルスが途方もない悲しみと苦しみを生みだす。その「私思考」は途方もない悲しみと苦しみを生みだす。

57. その苦しみや悲しみは何ひとつ必要ではない。

58. 必要なことはあなたの自己であるふりをしているそのウィルスを削除することだ。必要なことはその詐称者の自己を削除することだ。

59. そのウィルスを削除しようとすると、そのウィルスはそのウィルスを削除するのは良い考えではないと主張するたくさんの思考を送りだす。

60. そのウィルスは、それが実在だという幻想を維持し、それが真の自己だという妄想を継続させるための、たくさんの策略をもっている。

61. 人間のなかでは、外部からきて人間の気づきを支配下に収めたそのプログラムは、思考、言語、考えることと呼ばれる。

62. 人間のなかでは、そのウィルスはエゴまたは「私思考」と呼ばれる。

63. その「私思考」(エゴ)は自己であるふりをしている詐称者だ。

64. そのエゴこそが、すべての人間の悲しみと苦しみの原因だ。

65. そのエゴこそがすべての病、死、戦争、恐れ、怒り、暴力の原因だ。

66. 何千年もが過ぎ去ったが、苦しみ、悲しみ、戦争、恐怖、怒り、暴力、不正行為、嘘をつくことを終わらせることでは、人類はほとんどなにも内側の進歩を遂げていない。

67. 何千年もの昔も人間は、苦しみ、悲しみ、戦争、恐怖、怒り、 暴力、不正行為、嘘をつくことを経験していた。

68. 今も、今日も、現在も、人間は、苦しみ、悲しみ、戦争、恐怖、怒り、暴力、不正行為、嘘をつくことを経験している。

69. 何が人間を、この内側の未解決問題という同じ溜池にとどめているのか?

70. エゴ(この詐称者)が、人間をこの内側の未解決問題という同じ溜池に閉じこめてきたのだ。

71. 内側の問題は外側を見ることによって解決することはできない。

72. 内側の問題は内側を見ることによってしか解決できない。

73. エゴは、もし注意が内側に向けられたら、エゴが神話、詐称者、幻影、妄想、夢であることが発見されるだろうと知っている。

74. それゆえ、終わることへのエゴの恐怖のゆえに、エゴは注意を外側に向けさせつづける。

75. 通常人々が注意を内側に向けようとするとき、内側を見るという意味を理解していないため、彼らはまだ外側を見ているのだ。

76. すべての人間は奴隷であり、詐称者の「自己」が彼らの主人だ。

77. その詐称者の「自己」の戦略、それらの戦略に終止符を打つ方法、詐称者の「自己」に終焉をもたらす方法をすべて暴露し、かくてすべての苦しみと悲しみを終わらせ、その本質が無限で-永遠の-気づき-愛-至福である真の自己のなかにとどまることが、本書の主要な目的だ。

78. 自己を終わらせることは、身体を終わらせはしない。

79. エゴの終焉の後、身体はその生命の自然の成り行きを生き延びるだろう。

80. 人はけっして身体に危害を加えようとすべきではない。

81. そのエゴが「私思考」だ。

82. エゴを終わらせるとは、その「私思考」を終わらせることだ。

83. 肉体の生命を終わらせても、エゴを終わらせることにはならない。

84. 古い身体が終わったら、エゴは新しい身体の夢を生みだすだろう。

85. したがって、肉体を終わらせることは問題の解決には役立たない。

86. 人間はほとんどいつも自分の注意を外側の思考、人々、場所、物事、体験などに向けてきた。

87. 背景の気づきが真の自己であり、人間はほとんどつねにそれを無視している。

88. あなたの真の自己はあなたの注意に値する。

89. 人間が自分の注意を、思考、身体、世界、人々、場所、物事、体験などから遠ざけ、自分の気づきに向けるとき、最後には彼らは自分の真の自己を直接に体験することになる。

90. あなたの自己であるふりをし、自ら自分を「私」と名乗る詐称者(思考)を、一瞬たりとも容認すべきではない。

91. 特にこれほどの苦しみと悲しみを創りだした詐称者ならなおさら、一瞬たりとも容認すべきではない。

92. 詐称者(思考)は寄生虫のようなものだ。

93. エゴはそれが真の実体だと信じているので、エゴは終焉を恐れている。

94. エゴは考えることをすべて制御下に置いている。

95. エゴは終焉を恐れており、また考えることをすべて支配しているので、エゴが思考を指図して、架空の自己が維持されるよう、架空の自己が終わらされないようにしているのだ。

96. 本書の教えの目的は、詐称者に終焉をもたらし、その本質が無限で-永遠の-気づき-至福-愛である真の自己しか残らないようにすることだ。

97. 詐称者が終わるとき、すべての苦しみと悲しみも終わる。

98. 考えることや思考があなたの自己であると想像するのは妄想であり、夢のような幻想だ。

99. あなたが世界のなかで生きている身体だと考えるのは妄想であり、夢のような幻想だ。

100. 思考がこれらの妄想を創りだした。

101. すべての悲しみ、苦しみ、妄想にはたった一つの根がある。

102. そのたった一つの根は思考だ。

103. 思考のその根こそが「私思考」だ。

104. 思考のその根が「私」という思考だ。

105. 思考はあなたの真の本質の一部ではない。思考とはあなたが学習したものだ。

106. あなたが獲得したものが、あなたの自己のふりをするのを許してはならない。

107. 次の実験をしてみなさい。

他に何もしなくていい時間を二時間作りなさい。
邪魔されない場所に座りなさい。目を閉じなさい。
自分はこれから二時間たったひとつの思考も生じさせないと決断しなさい。
もしあなたが本当に考えることを支配しているなら、たったひとつの思考も生じないだろう。
もし考えることがあなたを支配しているなら、そのときはたとえあなたがたった一つの思考も生じさせないと決断したところで、あなたにはたったひとつの思考も生じさせずに二時間座ることはできないだろう。 思考という自分が獲得したものが、今や自分を支配していると発見することが、どれほどの啓示でありうることか。

108. 第一章には、人間が存在していた間ずっと人間を奴隷化してきた機密の説明が含まれている。
第一章を非常にゆっくり三回読んでから、第二章に進みなさい。

ゆっくり繰り返して読むための他の理由に関する注: 人々は霊的な書籍や多種多様の自己開発文献をときには何百冊と読みながら、その人生に何の変化も起こらない。
このことの理由の一つは、その教えを道具として使えるほど彼らがそれらの教えに習熟していないことだ。
言葉を替えるなら、それらの教えはたった一度読むだけで本当に理解されたりはしないからだ。
次の章に進む前に一つの章を三回読むことで、それらの教えが利用可能な道具となり、人の一生を実際に変容できるチャンスがずっと多くなる。

本書が教えていることは、エゴができれば遮断したいことなので、本書にとってはこのことはより一層の真実だ。

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40. もしあなたが誠実であり実習をつづるなら、注意を思考からそらして気づきを見守る気づきに向けることによって、あなたは自分の人生を完全に変えるようなことを実行しているのだ。

41. 大部分の人間はつねに外界の人々や場所や物事に目を向けながらその全生涯を生きる。

42. 自分の注意を世界や身体や思考からそらし、気づきを見守る気づきに向けることによって、あなたは途方もないことを行なっている。

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前書き

l. 何千年ものあいだ人間は内部の未解決問題という同じ溜池のなかで立ち往生してきた。

2. 何千年もの昔、人間は苦しみ、悲しみ、怒り、恐れ、暴力、騙し、不正行為、嘘、死といった問題を抱えていた。

3. 今日、人間は苦しみ、悲しみ、怒り、恐れ、暴力、騙し、不正行為、嘘、死といった問題を抱えている。

4. それらすべての問題はたった一つの原因を持っている。

5. 本書ではその進歩の欠如の原因と、実際に効果のある解決策が明かされている。

6. そこにはある秘密、ある失われた環、ある悪循環があって、それが未解決の問題という同じ溜池のなかで人間を立ち往生させている。

7. その秘密、その失われた環、その悪循環が、本書で明かされている。

8. 古来のその落し穴から人間が抜け出す方法も本書で明かされている。

9. 過去に教えられた解決法は失敗に終わった。

10. 過去に教えられた解決法で、すべての悲しみと苦しみから解放され、絶対的に完璧で無限な-永遠の-気づき-愛-至福を確立した人間は百万人に一人もいない。

11. すべての悲しみと苦しみから解放され、この生涯におけるここで今、絶対的に完璧で無限な永遠の喜びを体験することは可能なのだ。

12. ただわずかの人間だけではなく、すべての人間にとってそれは可能だ。

13. 無限の至福へのある迅速な手段がある。

14. その迅速な手段が本書で教えられる。

15. 解放に近寄らないためにエゴが使う戦略と、それらの戦略を終わらせる方法も本書で明かされる。

16. あなたがいかなる霊的道の途上にあろうと、本書は大いに役立つだろう。

17. 歪曲し、気を散らし、注意を外側に向けさせつづけるエゴの問題は、いかなる道を歩んでいようと、すべての人間が共有している。

18. それらのエゴのトリックは霊的文献にほとんど見当たらない。

19. それらのエゴのトリックが本書で明かされている。

20. それらのエゴのトリックに終止符を打つ方法も本書で教えられており、本書を独自のきわめて貴重な貢献にしている。

21. 霊的探求の途上にいない者も含めて、本書はすべての人間に大いに役立つ。それは苦しみと悲しみを終わらせ、気づき-愛-至福を生きるための最も直接で迅速な手段は、すべての者に恩恵をもたらすからだ。

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本書の読み方

22. 学校で読み方を教わるとき、人間は試験に合格できるために情報を集めてそれを記憶に蓄えることを教えられる。

23. もし正真正銘の霊的な教えを読むときにこの同じ読み方が使われるなら、人間はそこで伝達されているものを見逃すことになる。

24. 霊的な読書のためにはまったく別の読み方が必要なのだ。

25. 正真正銘の霊的教えの目的は体験を目覚めさせることだ。

26. 正真正銘の霊的教えの目的は洞察を目覚めさせることだ。

27. 洞察を目覚めさせるには、非常にゆっくり読むことだ。

28. 次の文章に進む前に、ひとつの文章に充分に長い時間をかけなさい。

29. 人類史の全期間にわたって人間を誤誘導してきたエゴに、本書で明かされていることの独自の価値をあなたが認識するのを邪魔させてはならない。

30. 本書には最も重要な不可欠のことしか含まれていない。

31. 本書は何百という独自で貴重な宝石で満たされている。

32. あなたが本書で明かされていることを理解するのを、エゴの議論に邪魔させてはならない。

33. 本書で明かされていることをエゴが歪曲するのを許してはならない。

34. 本書で伝えられていることにエゴが追加するのを許してはならない。それもまたエゴが歪曲に使用する方法だからだ。

35. 本書は一歩一歩段階を踏んで進む指導書だ。

36. 本書は知的娯楽を目的としていない。

37. 人間の意識が変容されるためには、新しい何かが導入されなくてはならない。

38. 本書は人間の意識に新しい何かを導入する。

39. 無限の愛-至福はこの生涯のなかで手に入れることができる。

40. 本書は霊性の歴史のなかできわめて独自なものだ。

41. 日のもとに新しきものはあるのだ。

42. 本書は制限されエゴに汚染された過去の霊的教えからの量子的跳躍だ。

43. 過去の霊的な教えがエゴのトリックを暴露することに失敗した理由は、それらの過去の霊的な教えがエゴに仕えているためだ。

44. 驚くべきことは、このきわめて早い時点ですら、非常に多くの人々がすでに本書の偉大な価値を、さらに重要なことに、本書が指し示しているものを認識したことだ。

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22. 概念、信念、結論は、真に重要ではない。真に重要なのは直接の体験だ。

23. あなたの思考、思いつき、信念、意見に気づき、それらがエゴに仕えていることを理解しなさい。

24. エゴと真の自己の違いを明確にするには、第一章を見なさい。

25. 本書は直接の体験への実践的ガイドであって、知的な娯楽のための理論ではない。

26. エゴが終焉を恐れているために、エゴが指図して、エゴが本物であるという幻想が継続するのに役立つであろう、またエゴが終焉させられるのを妨害するであろう、思考、思いつき、概念、信念、意見を創造するのだ。

27. それらの概念はエゴの保存戦略だ。それらの概念はエゴの詐術なのだ。

28. 思考は何兆とおりにも組み合わせることができるため、エゴは何兆とおりもの保存戦略を創りだすことができる。

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33. もし百万人が霊的な教えを研究して、その内のわずか一人しかエゴの幻想を終わらせないとしたら、他の九十九万九千九百九十九人はなぜその機会を逃すのか?

34. その他の九十九万九千九百九十九人の人々がその機会を逃した理由は、終焉に対するエゴの恐怖のためだ。

35. 終焉へのエゴの恐怖のために、エゴはその架空の自己を維持する戦略を繰りだす。

36. 霊的な教えを歪曲することは、エゴがその架空の自己を保存するために使う多くの戦略の一つだ。

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83. 洞察とは考えることではない、洞察とは信念ではない。

84. 洞察とは不変の新しい視野だ。

85. 霊的に未熟なエゴがそれ自体を保存しようとして選択する引用ではない、ひとつの強力な引用を発見すること、そして洞察が目覚めるまでその引用に固執することこそが、エゴに最終的終焉をもたらす百万人に一人が採用する類のやり方だ。

86. たった一つの引用に、ある者は一日、または一週間、あるいは一週間よりずっと長い期間固執するかもしれない。このやり方をする者は滅多にいない。

87. 注意を外側に向けさせつづけるのはエゴの基本的トリックのひとつだ。

88. 不必要な活動を創りだすのはエゴが注意を外側に向けさせつづける一つの方法であり、エゴのもう一つのトリックだ。

89. すべての不必要な活動を捨てて、霊的実践のために最大限の時間を作るのは、エゴを最終的に終わらせることに成功するために絶対不可欠の鍵だ。

90. 思考を通じた旅を真正な霊的旅であると装うことも、エゴのトリックのひとつだ。

91. エゴはありったけの概念、観念、信念、意見を参照するというトリックをもっている。

92. 直接の体験の代わりに信念を選ぶことは、エゴのトリックのひとつだ。

93. 時間を浪費するのはエゴのトリックのひとつだ。

94. 霊的実践のために使うことができた時間を娯楽に費やすのはエゴのトリックのひとつだ。

95. ほとんどすべての思考は単なるエゴのトリックにすぎない。

『アセンション館通信』2012/12/23(第455号)
http://now.ohah.net/pari/mm/vol455.html http://now.ohah.net/pari/
Michael Langfordのエゴの保存戦略:『アセンション館通信』第456号
http://now.ohah.net/pari/mm/vol456.html
気づきを見守りなさい:『アセンション館通信』第457号
http://now.ohah.net/pari/mm/vol457.html

523号-573号からの抜粋

ありがとうございます。(・人・)

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