気づきの瞑想コース七日間 30歳女性

* この体験記は、屋久島時代のものであり、現在(広島県 宮島)とは、設備・環境等に違いがあります


参加のきっかけ

仕事中、雑念から抜け出せずに効率よく働けず、「社会人としてダメだな」と落ち込むことがよくありました。
「雑念を制御する方法はないのか」と探していたところ、ヴィパッサナー瞑想を知りました。
近くで開催されている瞑想会(半日)に参加させてもらったり、自宅で実践したりしました。
しかしながら、本当に正しい方法でできているのか不安だったので、宿泊研修に参加してじっくり指導してもらいたいと思うようになりました。
そんな時、七日間~という比較的短い期間で受けられるこのコースを見つけ、参加しようと思いました。

研修の進行

・1~2日目

ボディーワーク、合宿での瞑想の方法(座り、歩きの瞑想、食事の瞑想など)を色々教えてもらいました。
教えられたことを行動に移すことに手一杯だったように思います。
また、この期間はよく寝ていたように思います。

・3日目

この日、意識が変わりました。
レイキさんより「このまま行っても、そこそこの結果しか出ない」といった趣旨のことを言われ、ショックを受けました。
他人から「まだまだ頑張りが足りない」と思われているのだと思うと悔しかったし、はるばる合宿にやってきて、たいした結果も出せずに帰る自分を想像するともっと悔しく思いました。
やる気に火がつき、はっきりした成果が見られないながらも三時間睡眠でがむしゃらに頑張りました。

・4日目

指の感覚が少しはっきり感じられ、「集中力が上がってきたかも」と少し効果を感じ始めました。

・5日目

かなりいい結果を出せた日でした。
妄想が発展する過程が分かるようになってきましたし、即座にラベリングできていて、とても冴えていました。

・6日目

スタミナが切れたのと、「昨日よりもいい結果を出したい」というプレッシャーから、思うような結果が出ませんでした。
レイキさんより午後は中断することを勧められ、中断しました。
シュノーケリングをしてリフレッシュしました。

・7日目

前日中断したためか、スタミナ、集中力は回復したものの、サティがなかなか冴えませんでした。
しかしながら、ひたすら頑張ることで、5日目ほどではありませんでしたがまあまあ満足できる結果が得られました。
「瞑想を中断してもここまで回復できた」という自信が少し出ました。

研修で得たもの

・自信

妄想のオン・オフを自分で制御できつつあると手応えを感じました。
また、七日間の合宿をやりきったことが自信につながりました。

・自分への理解

妄想がどういうときに出やすいか、どういった内容が多いかが分かってきました。

余談

・レイキさんは「凄い」

最終日、レイキさんに山に連れていってもらいました。
朝早く行ったので、しばらく鹿以外、誰にも会いませんでした。
すると、遠くの方にツアーらしき人達が見えました。
私は「さっきまで静かに自然を観察していたのになぁ」と、雑念が入りました。
その時、レイキさんが私にその人達をみるよう促し、「生き物がいるよ」と教えてくれました。
どうやら人だという事を認識していないようでした。
私はこの時、サティも入れてないのに頭が真っ白になるのを感じました。
そして、「この人、大丈夫か」と。
しかしそこで閃きました。
「ま、まさか、この人、サティ早すぎて、対象が何かを認識していないのでは」
この時、私はレイキさんの本当の「天然ボケ」の凄さを思い知らされました。

2011/09/11記


更に、9/13に頂いたメールから。

この二日間は都会に出たりしてますが、研修の効果、改めて実感しました。
以前より周囲が静かに感じます。そして疲れにくい気がします。

あと、どうでもいいことですが、お肌への意識が高まりました。
以前は少々肌荒れしてても気づかなかったのですが、指の感覚が上がり、よくわかるようになりました。肌ケアに対してやる気が出ました。

また、研修中に浮かんだ妄想の内容がくだらなかったので、くだらないものは頭に入れないようにしようと、自分への意識が上がりました。

本当に有意義な研修だったと思います。