2日前、終了したばかりの10日間内観研修の感想文です。
メール本文から紹介いたします。
船江さん
お返事が遅くなり申し訳ありません。
昨日、振込みができず、本日完了いたしましたので、
また、明日以降、お手すきの際にご確認頂ければと思います。
感想文も添付していますのでご確認の程よろしくお願いいたします。
改めて、10日間を振り返ると、本当に自分の未熟さをとても恥ずかしく思います。
浅い内観に終わってしまったのも、自分の弱さ。
「自分のことだけを考えて生きてきた」
そのことに気づけたことが何よりの救いです。
研修終了して早速、風俗の系列店で以前お世話になった方から、人がいなくなったから、働いてくれないか? という誘いがありました。
今までは自分がどうしたいかという視点でだけで考えていましたが、今回はお世話になった方のこと、また父のこと。
今までとは少し違った悩み方になりました。それだけでも進歩かなと思っています。
こんな私に10日間も時間をとっていただきお世話して下さって、本当にありがとうございました。
船江さんがおっしゃる通り、これからが本番。
日々精進したいと思います。
(以下、添付して下さった体験記本文です)
私は今まで職を転々としていて、研修でお世話になる直前まで風俗店で働いていたのですが、本当に自分がワクワクしてやりたいことは何なのかをずっと考えていました。
一方で仕事自体は順調で給料も上がっていく中で、その『お金』に執着してしまっているような自分とも葛藤していました。
結局、仕事を辞めることを決意し、知人にヴィパサナー瞑想を教えてもらい、ネットで検索したところ、船江さんのページに辿り着きました。
自分の簡単なプロフィールとともに人生の岐路であることをメールにて伝えると瞑想よりも『内観』をすすめられ、お願いすることにしました。
恥ずかしながら、『内観』について全く知らず、研修前も船江さんのページをさらっと読む程度の軽い気持ちでした。
実際、研修が始まってから、内観の方法を教わり実践しても、すぐにこれから先どうするかとういうことについて考えてしまい、テーマとしている、「母」「父」「嘘と盗み」について集中することができませんでした。
その都度、船江さんに「真剣さ・本気さ」について指摘されました。
研修期間中にいろんな方の内観を聞かせていただきましたが、自分の内観がいかに浅いか、それ以前に内観になっていないということを思いしらされ焦りました。
「洞察」するのであって、「考察」するのではない。
このことを船江さんに教えて頂いたものの、なかなか上手くいきませんでした。
なんとか、事実を思い出せるようになってきて、高校時代の嘘と盗みについて調べている時に、部活動で、ある時期からいろんなことが好転し出して、いざこれから力を発揮できる!という時に引退するかもう一つの大会まで残るか?となり、辞めてしまった自分を思い出しました。
それは、風俗の仕事、その前の仕事とほぼ同じパターンでした。
同じことを繰り返していた一つの気づきがあったことを船江さんに話すと、それ自体は悪いことではないが、もっと深くなると、もっと高い意識での気づきがあることを教えていただきました。
しかしながら、それからの私は風俗の仕事に戻って、もっと成果を上げるべきだ!ということばかり意識するようになってしまいました。
それからは「洞察」がほとんど「考察」に戻ってしまいました。
それが罠のようなものであるとも教えられ、その罠にはまっている自分にショックを受けました。
が、このまま終わるわけにもいかないと、内観を続けさせていただきました。
正直、テーマの時期のことをより深く思い出せなくなっていたのですが、既に思い出していたことの、その時の感情を深く掘り下げるということに集中しました。
すると、「母」に対してある出来事で苛立ちを感じていたことを思い出し、その時のようにその感情を深く感じ、調べていると、なぜ自分が苛立っていたのかに気づきました。
私は自分のことだけしか考えていなかったのです。
その瞬間、自然と涙が出てきました。
母親の立場も考えず、気にしているのは常に自分のことだけ。
本当に情けない。
とても恥ずかしく思いました。
今まで体験したこと全てがそうでした。
これが、今回の研修での最も大きな気づきとなりました。
浅い内観で終わってしまったかもしれませんが、そのことにきづけたことに、本当に感謝しています。
今はこの気づきをいかに自分に落とし込み、いかに行動できるか。
そこに意味があると感じています。10日間、本当にありがとうございました。