『宇宙生物学で読み解く「人体」の不思議』

進化生物学×医学=進化医学で、かなり面白いのは、『病気はなぜ、あるのか―進化医学による新しい理解』を読んで知っていたけど、この本は、宇宙生物学(アストロバイオロジー)・惑星科学×医学=宇宙医学です。
テンポ良くトピックが進み、ざっと読めて、内容的にも面白いです。

『宇宙生物学で読み解く「人体」の不思議』 (講談社現代新書)

アーサー・C・クラークの三原則

ひねりが効いてて、なかなかだな、と思いました。
……
1 高名だが年輩の科学者が、あることについて可能だと言う場合、ほぼ確実に、それは正しい。
  その人物が、あることについて不可能だと言う場合、それは、きっと間違っている。
2 可能なことの限界を見出す唯一の手だては、思い切って少し不可能なところまで踏み込んでみることだ。
3 充分に進歩したテクノロジーは、魔法と区別がつかない。