心身統合体としての人間存在に対するアプローチのうち、主に身体の運動感覚を通して働きかける技法を総称して言う。
従来の(古いタイプの)身体訓練やマッサージとの違いは、「気づき・意識」を重視する点にある。
それは、身体を通しての気づきの深化と認識の転換を目指した実践であり、自分に与えられた、この肉のカラダを、如何に地球の重力に適合させ、生物としての構造と機能に沿ったかたちで、正しく、美しく、気持ち良く、優雅に使いこなせるかの探求から始まる。
「何の役にたつのか、何のためにやるのか」との問いに対しては、『無境界―自己成長のセラピー論』 ケン・ウィルバーが、良く答える。