禅の実践技法

禅の技法

「公案系」と「即念系」という禅の二大別(理解分類)について。

1.即念(気づき)系

関連資料
● 「少林窟法語抜粋」
● 「大智老尼・只管工夫(抄)」
● 「少林窟・修行のポイント、他」
● 「井上義衍老師示衆」
● 「青野敬宗老師語録(抄)」
● 「正受老人示衆」
● 「Krishnamurti 《あるがまままのもの》の観察」

2.公案系

世間一般で言う、「無字の公案」などは、ここで言う「公案」ではありません。
それは、まったく違ったものです。

関連資料
● 「久松真一集」
● EO「最後の公案」
● クリシュナムルティ 「最初で最後の公案(impossible question)」
● 真宗 「妙好人集」
●「信前信後—私の内観体験」吉本伊信

3.丹田系

丹田禅とは、完全に「身体技法」と言っていいものです。
「生理的に禅定をつくる特殊なテクニック」です。

上記二つのものとは異質な、身体寄りのアプローチであると考え、別項目としました。

関連資料
●「坐禅の構造と実践」 関田一喜著 (木耳社)
●「鉄人を創る肥田式強健術」 高木一行著 (学研 ムー・ブックス)

現在の臨済禅(いわゆる、白隠禅)が抱える問題点の一つに、この「公案禅」と「即念禅」と「丹田禅」を、互いに効力を弱めあうような、まずい仕方で結合させてしまっていることがあるように思います。

4.只管打坐系