他者依存と自立・自助 身体のメンテナンス

「呼吸で人生をストレッチする!」から
http://archive.mag2.com/M0084072/index.html
————————————————————
私は整体師を名乗っていますが、セミナーやレッスン時にはよく、「頻繁に整体やマッサージを受けるのはやめましょう!」と提唱しています。
なので、周りからは変わった整体師といわれることもしばしばです。(笑)
以前からこのメルマガでも度々その理由を書いていますが、他人にほぐしてもらうだけで、自分で身体を使わないでいると「依頼癖」を身体が覚えてしまいます。
ただ身体を横たえて委ねているだけでは、骨盤周りを取り巻く筋肉がどんどん弱っていくだけです。
弱ったままの筋肉では、いくら骨盤を正しい位置に矯正しても姿勢を保てませんし、開閉という動きも出来ないままです。
そういった考えから私は現在、整体の施術のみを希望される方はお断りしています。
今は毎日、正しいストレッチと16時間酵素断食の指導に切り替えました。
筋肉を揉んでも、揉みグセがつくだけ、骨盤を矯正してもらっても周りの筋肉が弱まるだけです。
————————————————————
20年以上整体を続けてきて、痛感している事があります。
骨盤を第三者が人工的に矯正する事の不自然さです!
脚の長さが左右でかなり違っていても、そのほとんどを一度の骨盤矯正でそろえる事は簡単なのですが、それを維持する事がいかに難しいかは、多くの施術家も患者さんも共に思い知らされています。
骨盤は、一日の朝~夜でも、開いたり閉じたり、上がったり下がったりと、常に動いています。
この骨盤のリズムは、人工的に変える事は出来ません!
朝を夜に変えたり、夏を冬に変えたり出来ませんよネ(笑)
人間の身体は動かない建物ではありません!
年中無休で動き続ける建物なのです。
今迄、私が何度、骨盤矯正をして歪みを整えても、歪みを再発させてしまい戻ってくる方が大勢いました(> <;) ある時、ふっと考えたのです! この人の身体は歪みたくて歪んでいるんだ!歪まざるを得ない理由と言い分があって歪んでいるんだ!! それを第三者の私が得意の整体で矯正しても、表向きは整っても、身体の言い分を無視しているから、再発するのは当たり前だと・・・。 何度も書いていますが、身体を第三者にゆだねればゆだねるほど、身体の自然治癒力は弱くなっていきます。 だから、自分自身で筋肉のコリや関節の強張りをほぐしながら、身体が歪んでしまった言い分を聴いてあげる事が大切なのです。 そうして、息苦しかった身体の風通しを良くしてあげると、骨盤が開くべき時に開き、閉じるべき時に閉じるようになっていきます。 大切な事は、骨盤の止まった形よりも、しなやかな開閉が出来る動ける骨盤なのです!