他人という鏡

我々がある人間を憎む場合、我々は彼の姿を借りて我々の内部にある何者かを憎んでいる。

自分自身の中にないものなど、我々を興奮させはしない。

ヘルマン・ヘッセ

脱皮しない蛇は破滅する。
常に新しく生きていくために。

生齧り

自分など信用しないこと。
自分の欠点を知るためには、手伝ってもらうがいい、すべての友とーすべての敵に。
生齧りの学問というのは危ないものだ。

(アレグザンダー・ポープ:文、川本皓嗣編『新編 イギリス名詩選』岩波文庫、P111)

初めて仰ぐ雲や山は、これが最後の雲や山かと見える。
だがやっとそこまで来ても、行く道はいよいよ遠く、難儀は増す一方なのを見てとって、人は身震いする。

(P113)

本の猪 – note

屋久島行き

明後日より月末までの予定で屋久島に滞在します。

五年振りの訪島となりますが、楽しみであると同時にやるべき仕事もそれなりにあり、頑張らなきゃ、です。

ダーウィンの危険な思想

自然淘汰による進化という考えは、直ちに、生命、意味、目的といった領域と、空間と時間、原因と結果、メカニズムと物理的法則といった領域を、一撃のもと、一つにしてしまう。

進化の理論は、ただの壮麗な科学的観念などではない。
それは、危険な思想なのだ。