『ストレスに負けない生活―心・身体・脳のセルフケア』

『ストレスに負けない生活―心・身体・脳のセルフケア』(ちくま新書)

第1章「ストレスとはなにか?」、2章「ストレスの溜まる人」の分析、
3章からが実践編で、「力まず編」=リラクゼーションの理論と技法、
4章「避けず編」=認知行動療法について、5章「妄想せず編」=マインドフルネス(ヴィパッサナー瞑想の影響が濃い、最新版の認知行動療法)と云う章立てで、新書と云う限られたページ内に、広く、分かりやすく、
ストレスに押し潰されず、味方にするための考え方と技法の紹介がされています。

面白く思ったのは、
3章「力まず編」=リラクゼーション
4章「避けず編」=認知行動療法
5章「妄想せず編」=マインドフルネス
の三つの技法が、

こちらの研修所で云えば、
3章「力まず編」=リラクゼーション → ボディワークコース
4章「避けず編」=認知行動療法 → 内観コース
5章「妄想せず編」=マインドフルネス → 気づきの瞑想コース
ときれいに対応しているところです。

実際の実践の場面では、これら三つは、互いに交じり合い、重なり合い、単純に区分けはできないのですが、同じようなことを考え、やられているのだな、と感じました。