『天と地―肉眼で見えないもの』 アマンダ レンショー
電子顕微鏡で見たミクロの世界から、地球の衛星写真、太陽系、そして究極のマクロの世界と言えるハッブル・ディープ・フィールドまでを並べた、判型は小さいながらもボリュームたっぷりの写真集。キャプションを読まずにページをめくってみよう。花粉の電子顕微鏡写真は、異世界の惑星のよう。プリオンの蛍光顕微鏡写真は惑星状星雲そっくりだ。逆に、何かの細胞の断面かと思ったら、地球上の川の流れだったりする。後半に掲載された天体写真は、見慣れているはずなのに、まったく別のスケールのものに見えてくる。