われわれ人間は宇宙の中の小さな一点にすぎないのにもかかわらず、思想を恵まれている者として、逆にその宏大無辺な宇宙を自己の思想の中に包み入れることができるし、また包み入れずにはおれない。
それは「考える」能力を賦与された人間の深い悩みであると共に、また大きな喜びでもある。
この意味において、すべての人は、自覚的に生きようとする限り、一人残らず哲学者であるということができる。
われわれ人間は宇宙の中の小さな一点にすぎないのにもかかわらず、思想を恵まれている者として、逆にその宏大無辺な宇宙を自己の思想の中に包み入れることができるし、また包み入れずにはおれない。
それは「考える」能力を賦与された人間の深い悩みであると共に、また大きな喜びでもある。
この意味において、すべての人は、自覚的に生きようとする限り、一人残らず哲学者であるということができる。