主よ。
時として病気を与えてくださり、感謝します。
人間の弱さを知ることができるようにして下さったからです。
たまに孤独の穴に投げ入れて下さり、感謝します。
それは主の近くに行く機会ですから。
為すことが計画通りに行かないようにして下さることを、感謝します。
そのおかげで、私の高慢さを反省することができます。
息子・娘が心配の種になるようして下さり、感謝します。
両親と同僚が荷物になったように感じるときを与えて下さり、感謝します。
それによって、人間としての生きがいを悟ることができるからです。
食べて、生きていくのが大変であることを、感謝します。
涙を持ってパンを食べる、その心情が理解できるからです。
汗と苦労の杯を味合わせて下さり、感謝します。
そのおかげで主の愛を悟ることができるからです。
主よ。感謝できる心を与えて下さり、感謝します。
投稿者: 霊基
上村秀雄 『歩むもの』より
世の中というものは正直なものだ。
ごまかして渡ろうなんて、不貞の考えを起こしても、どっこいそうは問屋がおろさない。
貸借対照表は神様がちゃんと作っておられることを忘れてはならない。
……
何がこの人生においてもっとも大切なものなのか。
それをしっかり見定めて、まっしぐらに邁進することだ。
つまらぬことに心身を労している間に、短い人生は、さっさと過ぎてしまうのだ。
……
私の、最大の、そして最後の強敵は、私であった。
……
忘恩の徒となるは易く、報恩の人たるは難し。
ああ、なんと、人は恩を忘れ易いことか、われ、人ともに―。
……
大志を抱く者は、つまらぬことでは他人と争わない。
たいていのことは負けておればよいのだ。
……
誰にも知られずに、何かよいことを、毎日続けてすること―己の人つくりの秘訣である。
……
相手の出方の如何を問わぬ愛こそ、ほんとうの愛である。
この愛を知ることに依って、人生の趣は深くなる。
……
こうして五体満足にそろって、無事に生きているということ….
これは何という素晴らしい、ありがたいことであろうか。
クリシュナムルティ『瞑想』より
瞑想は生の中で、もっとも偉大な芸術のひとつです。
おそらく最高に偉大なものでしょう。
それは他の誰かから学べるものではありません。
それが、瞑想の美しさです。
瞑想にはどんな技法もありません。
それゆえ瞑想には権威者などいないのです。
あなたが自分自身について知るとき、
つまりあなたを見つめ、
どのように歩き、どのように食べ、何を話しているかを見守り、
お喋りや憎しみや嫉妬を見つめ、
あなた自身の中で、これら全てのことに思考を差し挟むことなく気がついているとき、
それは既に瞑想になっています。
……
瞑想とは、日常生活とは別の何かではありません。
部屋の隅にいって10分間瞑想をし、そこから出てきて肉屋に戻る、というようなものではありません。
これは比喩として言っているのではなく、実際にそうなのです。
瞑想は、もっとも重大なことのひとつです。
あなたはそれを一日中できます。
仕事場にいるときでも、家族と一緒にいるときでも、誰かに「愛しているよ」と言っているときでも、子ども達のことを考えているときでも…
しかし、その一方で、あなたは人々に、兵士になり、人を殺し、愛国者になり、国旗に敬礼するようにと教えています。
現代社会のこのような罠にはまるように人々を教育しています。
それをことごとく見守り、あなたがそのなかで果たしている役割を理解すること。
そのすべてが瞑想にふくまれます。
このように瞑想しているとき、あなたはそのなかに、たとえようもない美しさを見い出すでしょう。
そしてあなたは、どんな瞬間にも正しく行動するようになるはずです。
たとえ、いっとき正しく行動をしないことがあったとしても、問題ではありません。
ふたたびそれを取り戻せばいいのです。
悔やんで時間を無駄にすることはありません。
瞑想は生活の一部です。
生活とは別の何かではありません。
クリシュナムルティ 『瞑想』より
シンプル道の日々
「なーんだ、そうだったの?」~実践ガイド
『脳の中の身体地図―ボディ・マップのおかげで、たいていのことがうまくいくわけ』
良い本でした。
ボディワークコースの必須参考書として。
脳の中の身体地図―ボディ・マップのおかげで、たいていのことがうまくいくわけ