プラトンはプラトン哲学をつくろうとしたのではない

プラトンはプラトン哲学をつくろうとしたのではないし、カントはカント哲学をつくろうといていたのではない。
むしろ、あるがままの世界そのものを徹底的に素直に、どんな個性も独自性もなしに、見極めようとしただけだろう。
はじめから自分独自の思想を打ち出そうなんて気は全くなかったに違いない。
結果としては(他の人からみれば)そこに極めて独自な個性的な世界の「見方」ができてしまったとしても。
この逆転を理解しない人たちには、彼らがはじめから自分の思想をつくろうとしていたかのように見えてしまうのだけれど。

日常に存在する究極の奇蹟

「誰かの話がわかる」「こちらの意図が通じる」といった出来事は、この宇宙に存在するもっとも神秘的な出来事だ。
日常的コミュニケーションが日常に存在する奇蹟に思えてきたのなら、本書の役割は果たされたことになる。

鼻づまりを治す6ステップ

まだ、試してみたこと無いのですが、効きそうな書き方です。
……
ステップ1:深く息を吸う。
ステップ2:吐く息がなくなるまで、ゆっくりと息を吐く。
ステップ3:鼻をつまむ。
ステップ4:頭を上下にゆっくりと動かす。空を見て、地面を見るまで2秒くらいのスピードで。
ステップ5:これをもう息が必要という、ぎりぎりのところまで続ける。
ステップ6:鼻づまりが解消した、空気の通う鼻呼吸を楽しむ。

インストールされた世界観

人間は、インストールされた物語に影響されたまま人生を過ごす動物だ。
しかも、すでに取得した物語に親和的な物語ばかりを摂取したがったりする。
ある物語に、拒否感を感じるか、親和感を感じるか、
その違いは自分の中のどんな既存の物語が原因になっているのか。
人間の幸不幸は、テクノロジーに関わらず、その者が取り込んだ物語しだいだ。

人間は機械である

自分は機械だったことを理解したと得意がっているのは、より複雑で深いところにある機械です。
機械を理解していると言い出す超機械が生まれるのではなく、本当に自分の全体が機械であることの理解があったときは深い悔恨からくる自然な謙虚さが生まれていることでしょう。

人に依存を惹き起こす食品

「人にアディクションを起こす食品」とは、塩、砂糖、脂肪、この3つが絶妙なバランスで組合わさっている食品のことだ。
この3つが組み合わさると麻薬のように脳に働きかける。
アディクションを引き起こす魅力的な食べ物にはどれも、この3つが絶妙な割合で組み合わさって入っている。