映画 『In Time』

とき(時間)そのものが通貨である社会、と云う基本的アイデアに基づいた映画作品。

それは、究極的には真実をついている、と私には思われ、
映画そのものの内容以上に、そのアイデア自体に惹きつけられ、多くを考えさせられました。
(映画としては、残念ながら、後半、展開が甘く、尻すぼみで終わる印象です。もっと良い作品にできたはずなのに、勿体無いです)

TIME/タイム – Wikipedia

In Time (字幕版)

Kendrick Lamar (ケンドリック・ラマー)

一年ほど前に、VICE繋がりで、何の中身か知らず、この動画を見て、

そこに出てくる、小柄で、内気そうな、この黒人の若者は、一体どの程度のミュージシャンなのかな、などと思ったのと… でも、声(喋り声、地声)は、とても良いな、声に恵まれてるな、と思ったのと… それくらいしか記憶になく、、、

二日前、その人の曲が、何だか知らずオススメで出てきたので、「そう言えば、そうそう…」と軽い気持ちで聞いてみて…二度三度と聞いてみて…
これはスゴイや、こいつは天才だ、と思いました。

その後、(多分、何か重いことを歌っている感じだけど、何かは理解していなかった)歌詞の中身を翻訳で知って、より、その驚きは強まりました。
(それは、英語を、そのまま聞き取り、理解することができない私には、真の意味では理解できない世界なのでしょうが)

どのジャンルにも、天才としか言えない人は存在するものですが、このヒトも、そのひとりだと思いました。
音楽で、こんなに驚いたのは久しぶりでした。

(私自身は、プロモーションビデオではなく、映像なしに音楽だけを最初に繰り返し聞きたのがはじまりだったのですが、いま、この記事を書くために初めてプロモーションビデオ見てみると、私的には、イメージを、相当、限定し、損ねます。正直、この曲の深さに対して、映像は安っぽ過ぎます。見ない方が良いと感じました、客層を限定しすぎてしまう。

ぜひ、この動画を見る前に、音楽だけで聞くことを考えてみてください。
一回見てしまうと、それが最後で、この曲に対する限定された、安っぽいイメージ(固定概念)が形成されてしまうことを避けられないように感じます。

紹介したい曲は、Kendrick Lamar – Swimming Pools (Drank)です、

Amazon Musicのリンク先

歌詞の和訳

ケンドリック、同調圧力に流される人間の姿を描く

プロモーションビデオ

もう一曲

もう一曲

映像見て感じるのは、プロモーションビデオは、多くの場合、曲に対する想像力を規定・限定してしまっていることのほうが多いのでないか、ということ。

純粋に、曲を聴きたい、と思いました。

ストレイト・アウタ・コンプトン (字幕版)

11/22 グリーンヒル 『今日の一言』より

生き方も変わるし、考え方も変わっていくが、土壇場で露わになる本音の本心が根柢から変わるのは稀有なことだ。

電光石火の速さで心のドミノをパタパタと倒していく「マナシカーラ」を、意識的にコントロールすることはできない。

考える、行動する、瞑想する、生きる・・・、人生全体の総力戦でしか変わらない。

完全に理解し、人生の現場で実践し、瞑想で検証し確立された「信」を貫き通すことができれば、いつの日か、エゴと本心が合致してくる・・・。