脳の使い方

築山節の名言 厳選集
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このサイトからの引用です。

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築山節の名言格言

築山節のプロフィール・経歴・略歴

築山節、つきやま・たかし。日本の医学博士。愛知県生まれ。日本大学大学院医学研究科卒業。埼玉県立小児医療センター脳神経外科医長、財団法人河野臨床医学研究所附属第三北品川病院長を経て、同財団理事長。医学博士。脳神経外科専門医として数多くの診断治療に携わる。主な著書に『脳が冴える15の習慣』『脳と気持ちの整理術』『フリーズする脳』『ボケを防ぐための脳機能トレーニング』など。

集中力の高い状態とは、脳の基本回転数が上がっている状態と言い換えることができます。脳の基本回転数とは、何か問題を解決すべきときに素早く的確な判断ができる脳の力量のことです。残念ながら脳の基本回転数を自分の意思で上げることはできません。私たちにできるのは、時間と仕事の量の関係を意識することだけです。つまり、「この仕事をこなすには、これだけの時間しかない」という状況を意識することによって、間接的に集中力を高めるしか方法がないのです。

[築山節の名言・格言|集中力を高める方法]

前頭葉は「選択」「判断」「系列化」という活動を行います。これはまさに部屋の片づけに必要な要素です。これを習慣づければ、前頭葉の活動が向上して、自ずと意欲もわいてきます。

[築山節の名言・格言|部屋を片付けるとやる気が出てくる理由]

何をやるにもやる気が出ないという人は、前頭葉のテクニック的な部分より、指示を出し続けられる基礎体力をつけることが重要でしょう。無気力に陥った人にぜひやってもらいたいのは、日々の雑用をしっかりとこなすことです。基本は身体のトレーニングと同じです。前頭葉も、毎日小さな仕事を確実に片づけていくことで、原始的な欲求に簡単に屈しない体力を身につけられます。

[築山節の名言・格言|無気力に陥ったときの対処法]

パソコンやテレビから新しい情報を得て、刺激を受けるという方法もありますが、情報の内容は変わっても、モニターに映し出された平面的な情報ばかりを見ていると、目の焦点が変わらないため、脳の変化はあまり起こりません。それより効果的なのは、目のフォーカス機能を使って立体的な情報をキャッチすることです。やはり外に出て、遠くのビル群や空に浮かぶ雲を見て目を動かしたほうがいいと思います。目の焦点をダイナミックに切り替えると、脳が急激な変化に対応しようとして思考にも柔軟さが出てきます。

[築山節の名言・格言|思考を柔軟にするには、目の焦点をダイナミックに切り替える]

仕事や勉強が計画通りに進まないときは、問題点を紙に書いて顕在化させる方法が有効です。人間の思考は各駅停車ですが、環境は快速電車です。なんとなく行き詰まりを感じ始めると、論理を一気に飛ばして、不安や面倒くささだけがどんどん膨らみ、それがやる気や集中力を奪っていきます。感情の快速電車を止めるには、問題点や解決までのプロセスを紙に書くことで、思考の世界に引き戻してあげればいいのです。問題点がスッキリすると、こんなつまらないことで悩んでいたのかとわかることが多いものです。

[築山節の名言・格言|悩んだら問題点を紙に書きだすことから始める]

記憶力を高めるには、出力の機会をなるべく多くつくることが大切です。出力の機会を増やしていけば、情報を入力するときにも「あの場面で話そう」という意識ができ、それが記憶の強化にもつながります。

[築山節の名言・格言|記憶力を強化するには出力の機会を増やす]

もし大きな問題が起きたとしても、闇の中で見えない敵と戦いよりも、紙などに書き出して見える化し、見える敵と相対したほうがずっと乗り越えやすいのではないでしょうか。

[築山節の名言・格言|大きな問題が起きたら、紙に書いて具体化するといい]

雑用が多すぎると、今度はそれが負担となってやる気が削がれる場合もあります。脳の負担を軽くするためには、雑用に関する選択や判断をルール化するといいでしょう。たとえば、「まだ読んでいない書類は一か所にまとめる」「読んで理解できた書類は捨てる」「理解できたが重要な書類はAの箱に、理解できなかったものはBの箱に」というように書類の整理について一定のルールをつくる。こうして作業を効率化すると、膨大な雑用に悩まされることも減るはずです。

[築山節の名言・格言|雑用が多いときは、作業手順のルールをつくる]

人の名前や会議の内容など、文字を目で追ったり話を聞いたりするだけでは記憶に残りにくく、書いたり話したりという出力を意識してようやく使える記憶になります。メールで何度も読んでいるはずの名前が思い出せないのも、そもそも口に出して発音していないからなのです。

[築山節の名言・格言|人の名前を記憶するには、口に出して発音する]

情報は、出力することを前提に入力しないと使える記憶になりません。漠然と街を歩いた後で、「何を見かけたか」と質問されても、簡単に思い出せないものです。しかし、同じ風景を見ていても、あらかじめ質問されることがわかっていれば、意識して情報を入力するため、記憶に残りやすくなります。

[築山節の名言・格言|記憶力を鍛えるには、出力することを前提に生活する]

メールで何度もやり取りしている間柄なにの、いざ会って話そうとすると、相手の名前が思い出せない。こんな失敗を何度か経験して、最近どうも物忘れが激しくなったと嘆いている人は多いかもしれません。しかし、物忘れがひどくなったと決めつけるのは早計です。実際は思い出す以前に、最初から記憶していないだけの場合が多いのです。

[築山節の名言・格言|記憶力低下よりも、記憶しようとしていないことが原因かもしれない]

散歩中にアイデアが浮かんだという話をよく聞きますが、あれも場所を変えたことで新しい情報が五感から次々と飛び込み、それに対応しようとして思考が変化したためです。

[築山節の名言・格言|散歩中にアイデアが浮かぶ理由]

アイデアや発想が浮かばないときの脳は、思考が固定されて堂々巡りをしている状態です。別の言い方をするなら、脳の同じ部分だけを繰り返し使っている状態ともいえます。発想を変えるには脳の別の部分を使えばいいのですが、「いつもと違う部分を働かせよう」と意識しても、脳は反応しません。脳を変化させるには、周りの環境を変えるしかありません。

[築山節の名言・格言|アイデアを生みたいなら、周りの環境を変えること]

取りかかるべき仕事があるのに面倒だと感じるのは、前頭葉の体力が落ちていることが原因と思われます。前頭葉は情報を組み合わせて思考や行動を組み立て、運動野を介して体に命令を出すという脳の中の司令塔の役割を果たしています。前頭葉の体力が低下して指示を出し続けられなくなると、面倒くさい、楽をしたいという脳の原始的な欲求に負けやすく、主体的に仕事に取組み意欲が湧きづらくなります。

[築山節の名言・格言|面倒だと感じるのは、前頭葉の体力が低下しているからかもしれない]

集中したくても、まわりの様子が気になったり、イライラが募って集中できないことがあります。これは思考系より感情系の機能が活発になっているからです。この場合は仕事をいったん中断し、脳に変化をつけるといいでしょう。別の場所で仕事をしたり、軽く体を動かせば、脳は環境変化への対応で精一杯になり、感情に構っていられなくなります。

[築山節の名言・格言|集中できないときは、運動したり、仕事する場所を変えてみる]

寝る前は体の真ん中に集まっている血液を体全体に行きわたらせることを心がけてください。入浴するとリラックスしてよく眠れるといわれるのも、手足を温めれば血管が開いて血行が良くなり、眠りに入りやすくなるためです。シャワーで済ませず、しっかりとお湯につかって体を温めるのがお勧めです。

[築山節の名言・格言|夜にシャワーではなく、しっかりとお湯につかった方がいい理由]

朝、脳を目覚めさせるときは、体を動かして脳に血液をめぐらせることをお勧めしますが、夜は逆です。脳に強い刺激を与えると、脳に血液が上がってきて頭が冴えてしまいます。夜9時以降の食事も控えた方がいいでしょう。食事をすると、胃の周辺に血液が集まるので、逆に手足が冷えてしまいます。

[築山節の名言・格言|眠る前は脳に強い刺激を与えない]

しっかりと睡眠をとるには、眠りに入りやすい脳の状態をつくることが肝心です。私がおすすめしているのは「入眠儀式」です。ベッドに入るまでの行動を毎晩繰り返せば、それが一種の自己催眠になり、眠りに入りやすくなります。

[築山節の名言・格言|ベッドに入るまで決まった行動を毎晩繰り返す]

睡眠不足は脳の敵です。脳は筋肉と同じで、使えば疲労がたまります。日中に蓄積された疲労は、十分な睡眠をとらないと回復されません。また、睡眠中も脳波活動を止めているのではなく、一時的な記憶を永続的な記憶に変換したり、思考の整理をして働いています。つまり睡眠が不足すると、疲労が取り除けないばかりか、記憶の定着や思考の整理といった脳の作業を妨げることになります。

[築山節の名言・格言|睡眠不足は脳の作業を妨げる]

朝の脳のウォーミングアップでとくにお勧めしたいのは、歩くことです。足を動かすための機能は、頭頂部に近いところにある脳領域が担っているため、歩くうちに血液が脳の高いところまで汲み上げられ、その結果、脳全体に血液がめぐりやすくなります。コースを変えると脳が変化に対応して、思考系も活発になります。

[築山節の名言・格言|朝の散歩を勧める理由]

生物の進化や人間の成長過程を見てもわかるように、人間の脳には思考系以前に感情系や運動系の機能が存在しています。人間は二足歩行をして、手を自由に操り、口を使って言葉を話すことができるようになって、はじめて高度な思考力を発揮させてきました。一日の過程も同じで、まず運動系の機能を十分に動かすことが、思考系の活性化に役立つのです。

[築山節の名言・格言|脳の運動系を十分動かすことで、思考系を活性化させる]

起床後は、脳のウォーミングアップが必要です。起きてから脳が活発に動くまで約2時間かかりますが、ボーっと座っているだけだと、さらに時間を要してしまいます。脳のウォーミングアップというと、単純な計算問題を解いたり、新聞のコラムを読むなど思考系を活性化することを考える人も多いかもしれませんが、脳の準備運動として効果的なのは、足・手・口といった運動系を意識して動かすことです。

[築山節の名言・格言|朝の脳のウォーミングアップは体を動かすことから]

脳のためには朝一定の時間に起き、太陽の光を浴びることが大切です。人間の脳は24時間同じ性能を発揮できるのではなく、働きたい時間と休みたい時間を周期的に繰り返しています。その周期と生活のリズムが合わないと、時差ボケと同じ状態が一日中続くことになります。生活のリズムが不安定な人は要注意です。

[築山節の名言・格言|朝は太陽の光を浴び時差ボケを直す]

記憶や後天的に獲得した能力は、時間の経過とともに失われてゆきます。ですから、得た知識を必要なときに使えるようにするには、継続的に情報をインプットし続け、話すための訓練も続ける必要があります。

[築山節の名言・格言|継続的に情報をインプットする]

本の内容を本当に身につけようと思えば、それを実際に使ってみることです。私の場合、難解な専門書などは読んだだけでは理解が十分でなくても、実際に患者さんと話してみることでわかってくることもあります。

[築山節の名言・格言|本の内容を実際に使ってみる]

まとまった時間を読書のためにつくるのは難しいという人も多いでしょう。せいぜい帰宅後、寝るまでに1、2時間を読書に割けるかどうか。それならむしろ、仕事と仕事の合間や移動時間など、ちょっと手が空いたときに本を読み、その都度内容を簡単にまとめておくのが効率のいい読書法です。読もうと思った本は買って手元に置き、付箋も常に携帯していると便利です。

[築山節の名言・格言|合間合間の読書法]

読む本の内容をしっかり記憶するためには「意味づけ」も有効です。人間は子供のうちは単純な情報でも記憶できますが、年齢を重ねると意味のない情報は記憶することが難しくなります。そこで本も漫然と読むのではなく、自分がいま持っている目標を意識し、それと関連付けながら読むのです。

[築山節の名言・格言|意味づけが記憶定着の役に立つ]

一冊の本を最初に読み終えたとき、脳内に残っている情報はほんの雫程度にすぎません。しかし繰り返し入力するうちに記憶の点が線になり、網目を形成するようになります。こうして自分が自由に使える情報になってゆくのです。

[築山節の名言・格言|繰り返し入力することで記憶に定着化する]

情報は一度入力したぐらいでは、記憶として定着しません。自分が使えるレベルまで脳に刻み込むためには、最初の入力の残像がまだ残っている状態で繰り返し入力する必要があるのです。繰り返し入力するといっても、同じ本を読み返すのでは非効率です。そこで私は本を読む際、その本のキーワードは何かと考え、付箋を貼ったり線を引いておいて、キーワードをパソコンに記録しています。それを印刷し、キーワードだけ何度も読み返すのです。

[築山節の名言・格言|読んだ本の内容を記憶に定着させるには]

本を読むのは大切なことですが、読むという行為には落とし穴もあります。それは、「読んだだけでわかった気になってしまう」ということです。とくに視覚から入ってきた情報はその傾向が強いので気を付けてください。本に書かれている内容は、他人の頭の中にある情報です。それを自分のものにするためには、読んだものを記憶し、自分なりに整理する作業が必要になります。

[築山節の名言・格言|本を読むときの落とし穴] 

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築山節・池谷裕二―眠った力が目覚める7の習慣
http://president.jp/articles/-/3742?page=3