『自分を磨く方法』

原題『The Golden rules of Growth』
たまたま古書店で手に取ってみた本で、それほどの期待もなく読み始めたのですが、意外と良かったです。
自己啓発・自己実現系の本として、目新しい内容は、ほぼ有りませんが、比喩の使い方が上手なのと、文章がこなれていること、訳が上手なこと、見開きの2ページが一つの話になっていて読みやすいことなどが相まって、何だか良い本だと感じさせますね。(ただ、特別な内容を期待されるとガッカリされると思います。)
Amazon中古なら、1円+送料250円=251円で手に入れられるので、オススメできます。
私の印象に残っているのは、「20 他人のうわさ話をしない」でした。
『自分を磨く方法』 アレクサンダー・ロックハート

臨終の詩

人は死ぬ間際になると
不思議な美しいものを見る。
宝石のように輝くコップや
金色に映えるベッドカバー。
人は死ぬ間際になると
不思議なこの世の風景を見る。
明滅する光の微粒子で出来た街角や
道を行き交う人々の神よりも神々しい姿。
身体の中を吹き上げる
激しい風の音を聞きながら、
人は天の高みに上って行き、
この世が実は天国であったことを知って愕然とする。
そして永い間この世を蔑ろにし、
自分を蔑ろにしてきたことを後悔する。
人生は卑俗な営みではない。
それは聖なる生業である。
人は死ぬ間際になって初めて知る。
天国に行くのに何も死ぬ必要はない。
天国は何処か遠い空の彼方にあるのではない。
目を覚ましてよく見てごらん、
ほら天国は今此処に在る。

……

芦田良貴詩集より

感情

どこかで見つけた文章です。
……
感情はひどく徹底的に習慣的です。
あなたは一つの感情を変換したあと、あなたは時として同じ以前のパターンへと戻ってしまう自分を見出すでしょう。
結果を持続することは我慢強さと粘り強さを要します。
実践によってだんだんと、あなたは、感情をどれほど素早くそして力強く、ネガティブな経験に対応できるようになるか気づくでしょう。
そしてあなたは意識的な実践によってそんな理屈抜きの感情でさえも自然に自己解放することを発見し驚くでしょう。
あなたの実践はよりナチュラルなものとなり、あなたの人生の感情とエネルギーに挑戦する仕事において、あなたはより多くのエネルギー、洞察力、そして技を身につけるでしょう。