我々の通常の有り様とは、
狂った水準器(水平器・下げ振り)によって建てられた家に、生まれてからずっと住んでいる人― あるいは(よく遊園地にある)全てが体系だって重力方向とズラして建てられた家(トリックハウス)に常住している人に近い。
そこで何年も暮らしていると、一歩外に踏み出たとき、世界は歪んで、傾いて感じる。
その感覚は、いくら頭で理解してようと拭えない。
錬功初期の困難さには、それと似通ったところがある。
狂った基準の世界から脱出することは(常に、繰り返し)難しい。
我々の通常の有り様とは、
狂った水準器(水平器・下げ振り)によって建てられた家に、生まれてからずっと住んでいる人― あるいは(よく遊園地にある)全てが体系だって重力方向とズラして建てられた家(トリックハウス)に常住している人に近い。
そこで何年も暮らしていると、一歩外に踏み出たとき、世界は歪んで、傾いて感じる。
その感覚は、いくら頭で理解してようと拭えない。
錬功初期の困難さには、それと似通ったところがある。
狂った基準の世界から脱出することは(常に、繰り返し)難しい。
書物は人間が創り出したさまざまな道具類の中でもっとも驚嘆すべきものです。
ほかの道具はいずれも人間の体の一部が拡大延長されたものでしかありません。
たとえば、望遠鏡や顕微鏡は人間の眼が拡大されたものですし、電話は声が、鋤や剣は腕が延長されたものです。
しかし、書物は記憶と想像力が拡大延長されたものだという意味で、性格を異にしています。
『語るボルヘス― 書物・不死性・時間ほか』
他の方が書かれた気づきの旅の地図― いま、ここ、私へ至るための地図として何冊かの本を紹介します。
すべてが私の感じ方・考え方と一致している訳ではないですが、どれも良いところがあると思います。
それぞれの人が、自身の道を歩み、それを振り返り(あるいは渦中に)、自分だけのオリジナル地図を作るのでしょう。
『無境界―自己成長のセラピー論』 ケン・ウィルバー
『今、目覚める―覚醒のためのガイドブック』 ステファン・ボディアン
『覚醒への旅― 瞑想者のガイドブック』 ラム・ダス
『意識(サイクロン)の中心』 ジョン・C・リリー