内観道歌

まことなきおのが心をあらためて 祈ればまことあらわれぞする
(真なき己が心を改めて 祈れば真、現れぞする)

心だにまことの道にかなひなば 祈らずとても神や守らん

悲しむべし凡愚の瞋恚無慙無愧 咎なく過ごすまさに是れ僥倖

極楽は西にはあらず皆身にあり 地獄のさまも己がこころぞ

己心の弥陀、己心の悪鬼の入りまじり 今日ひと日の無事に額く