私には、詩と云うものが、どうも良く分からない、と昔から感じてきました。
「この人は、有名な詩人なんだよ」とか、「この詩、とても素晴らしいでしょう」とか云われて、目を通してみたことはあるのですが、それに本当に素晴らしいと心打ち震わせた経験はまったく無く、「どうも、自分は、詩と云うものに対しての感受性が無いらしい」「どうも、自分には詩と云うものが理解できないらしい」と感じてきました。
ダンテス・ダイジと云う人がいます。
それほど世間で広く知られている人ではないけれど、一部の人の間では伝説的で、私は、確か18歳の頃、この道に入るか入らないかの時期に、たまたま一冊読んだことがあり、なんだか心に残る人でした。
この人が説く修行法も試したことなく、今では、ほんの時々、思い出して、本を捲ると云うに過ぎない存在ですが、なぜ、今日、書いてみようかと思ったのかと云うと、この人の書く詩に対して、です。
詩って何なのか、何がいい詩なのかは、私にはぜんぜん分からないけども、この人の書く言葉には、心が反応します。
なんたる、おそるべき言葉(詩)!と、驚異をもって。
ダンテス・ダイジ
ブログ 『日々、刻々、流れるもの』
ソフロロジー
先日、一日コースに来られた女性が、これまでボディワークとか瞑想とかの本格的な経験が無いにも関わらず、異様に気づきや体の感度がいいので不思議に思っていましたが、雑談の中で「子供の出産のときに、ソフロロジーと云うのをかなり練習したのだが、それが今受けている研修と非常に似ているので驚いている」と云うことでした。
興味を持って、終わった後でネットで調べてみると、確かに、
1. まず痛み(陣痛)に対する認識を学習して(肯定的なものに)変える。
2. 痛みを客観的・受容的・肯定的に感じる訓練をする。
3. 自然な呼吸を赤ちゃんに吹きかけるイメージング、その他、
私がこちらで説明している、気づき系の技法(価値付けなしの、受動的な感じること・知覚すること)と、反応系の技法(肯定的イメージング、アファーメーション)の、妊娠-出産の場面での適用に他ならないと感じました。
その他、出産と変性意識-瞑想-覚醒体験に関する面白い話を色々聞けました。
映画 『ブラザーサン、シスタームーン』
半年前に始めて見たときはピンと来なかったけど、先日、2度目に見たら面白かったです。
おそらく、現在の自分の境遇に重ねて見るから、面白いのではありましょうが。
以前、ある人に言われた言葉。
「世を捨てるだけではなく、世に捨てられなくては、本当に世を救うことはできない(ができる人間にはなれない)。」
を思い出します。
世を捨てるは、いわゆる出家、世の中を自分から見限って捨てること。
世に捨てられるは、世間(の人たち)から見下げられる境遇に落ちること。
『ブラザーサン、シスタームーン』
アッシジのフランチェスコ – Wikipedia
アッシジの聖フランシスコ(フランチェスコ)の魂