気づきの言葉

赤手空拳にして起つ。
わが身を飾るものが何一つなくなって、はじめて本物がうまれる。

……

とどのつまりは、天が相手と覚悟せよ。

……

自分の意に逆らい、甚だしく気に入らぬことが月に一回くらいはあった方が良い。
これがどんなに自分の増上慢の抑止力になってくれることか。

正法眼蔵「身心学道」巻

身学道といふは、身にて学道するなり、赤肉団の学道なり。
身は学道よりきたり、学道よりきたれるは、ともに身なり。
尽十方界是箇真実人体なり、生死去来真実人体なり。
この身体をめぐらして、十悪をはなれ、八戒をたもち、三宝に帰依して捨家出家する、真実の学道なり。
このゆえに、真実人体といふ。後学かならず自然見の外道に同ずることなかれ。
—–
道元禅師遺偈
五十四年、第一天を照らす
箇のぼっちょうを打(だ)して、大千を触破す
咦(いい)
渾身著處無く
活きながら黄泉に陥(ゆ)く

「分離した個人」と「苦しみ」

Q. 私は、「気づきとして生きる」とか「あるがままにゆだねる」とか「自分が気づきであるということを知る」といった考えと格闘してきました。私はこれらのことに、私自身の胸の激しい痛みとの関連において取り組もうと長い時間をかけて努力してきました。そして当然ですが「努力する」ということは行為することを意味していて、それは何らかの行為をする分離した個人というものを意味します。そしてその分離した存在はそもそも存在していません。私は立ち往生してしまっていることに気づきました。「私」がどんなことをしても、痛みと憂鬱の経験は続き、ものすごく苦しんでいます。これは明け渡しと受容ということが起こるかどうかの恩寵次第だというように見えます。どのような「努力」もより悪影響を及ぼすように感じます。それなのに努力は続きます。
A. もし私たちが苦しんでいるとするならば、見かけ上の「私」ははっきり存在しています。この見かけ上の「私」が苦しみの原因です。
しかし、もしこの見かけ上の「私」として、「努力は行為を意味し、それは分離した個人が何かをしていることを意味する。そして分離した個人はそもそも存在しない」といった考えを私たち自身に重ね合わせるならば、探究されるべき苦しみというものに対して行える一つのことを自身から奪うことになります。
他の言葉で言えば、もし「分離した個人は存在しない」ということを知っていれば、私たちは苦しんでいないでしょう。苦しむと同時に「分離した個人は存在しない」と理解していると主張することはできません。この二つの立場は両立しません。
この場合、「分離した個人は存在しない」という観念は単なる観念であり、不二一元性というものが私たちが抱くただの新しい宗教になってしまっています。
ルパート・スパイラ « resonanz360

おなかの硬さと柔軟性

身体が硬くてストレッチの形がうまくできないけど効果はあるのでしょうか?というご質問を多くいただきます。
身体の硬い人としなやかな人の違いは、「肋骨と骨盤の隙間」にあります。
筋肉や関節が硬くて動きがつかえるという人は、大抵胴体の隙間が狭くなってお腹が太くなっています。
なので、お腹が硬くて動きが悪くなっているのです。
知っていますか?
お腹が硬いと全身が硬くなることを!
肋骨と骨盤の間が狭まると、腸内に宿便が溜まって、全身の関節がさび付いてしまうのです(*_*)
逆に肋骨と骨盤の間が縦にスッキリ伸びて、お腹が柔らかくなると全身がしなやかになります。
私が「16時間酵素断食」を頻繁にお勧めするのは、お腹の硬さを抜くことが大切だからです!
私の教室では、まず最初に朝食を抜いて腸の下垂と疲労を取り去ることからはじめてます(朝食抜きを強制してはいませんが)
腸が汚れたままなのに、ストレッチ体操やヨガのポーズを一生懸命やると、首や腰など関節を痛めてしまうし、
ポーズ(形)だけは出来るようになっても、肝心な「しなやかさ」は得られません。
なので、体操だけではなく食生活も並行してストレッチしていきましょう。
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生理痛、腰痛、頭痛、首肩の痛み・・・・
痛みって何でしょう・・・?
腰が痛くなるのは偶然でしょうか?
お腹が痛くなるのはたまたまなのでしょうか?
違いますよネ。
そこが痛くなるような姿勢や食べ方をしたからです。
身体ほど明確なものはありません!
痛みにはとても重要なメッセージが込められています。
お金の事で悩み過ぎると首がこってきます。借金で首が回らないと昔から言われるのは、そういう事です(笑)人を恨んだり、恨まれたりしても首が痛くなります。
失恋したり、人を憎んだりすると胸が揺れて呼吸が苦しくなります。
いつもイライラや怒り、プレッシャーなど精神的ストレスを抱えていると
腰が固まってきて腰痛になります。
つまり、痛みという症状を「出す」事で、バランスをとっているわけです。
だから、本当は痛みが出ていること自体すでに治ろうとしているのです。
これを症状即療法といいます。
身体が内側でコツコツ修復してくれているのに、外から勝手に鎮痛剤や消炎剤で
痛みを紛らわしたり、コルセットで固定すると身体からの信頼を失ってしまいます。
もっと自分の身体を信じてみませんか。
痛みは抑えるものではなく、出しきらせるものです。
呼吸で人生をストレッチする!【お腹の硬さ】