我々がある人間を憎む場合、我々は彼の姿を借りて我々の内部にある何者かを憎んでいる。
自分自身の中にないものなど、我々を興奮させはしない。
ヘルマン・ヘッセ
我々がある人間を憎む場合、我々は彼の姿を借りて我々の内部にある何者かを憎んでいる。
自分自身の中にないものなど、我々を興奮させはしない。
ヘルマン・ヘッセ
自分など信用しないこと。
自分の欠点を知るためには、手伝ってもらうがいい、すべての友とーすべての敵に。
生齧りの学問というのは危ないものだ。
(P111)
初めて仰ぐ雲や山は、これが最後の雲や山かと見える。
だがやっとそこまで来ても、行く道はいよいよ遠く、難儀は増す一方なのを見てとって、人は身震いする。
(P113)
アレグザンダー・ポープ、川本皓嗣編『新編 イギリス名詩選』岩波文庫より
逆行世界を順行する男。
脳筋のTENET。
音と相まって、私的には、めちゃカッコ良いです。
自然淘汰による進化という考えは、直ちに、生命、意味、目的といった領域と、空間と時間、原因と結果、メカニズムと物理的法則といった領域を、一撃のもと、一つにしてしまう。
進化の理論は、ただの壮麗な科学的観念などではない。
それは、危険な思想なのだ。
正月早々、感心しました。